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リニア残土受け入れ、瀬戸市が議会に説明 

 2027年開業予定のリニア中央新幹線の工事で発生する残土を、愛知県瀬戸市の鉱山で受け入れる計画について、同市は21日、市議会に説明した。

 鉱山は48ヘクタールの県有地で、ガラス原料の珪砂(けいしゃ)や陶土を同県珪砂鉱業協同組合が採掘している。残土は埋め戻し用になる。

 同市によると、搬入されるのは同県春日井市の坂下非常口(立て坑)の残土計約10万立方メートル。搬入のピークは17年夏で、1日あたり片道最大100台の運搬車両が通る見込み。

 さらに、名古屋市中区の名城非常口など他の残土受け入れについては、詳細な計画が確定すればJR東海が瀬戸市に説明するとしており、今後、坂下非常口以外の県内残土も受け入れる可能性があるという。

 同市産業課の大森雅之課長は「JR東海と窯業団体の契約なので市は許可をする立場にない。土壌汚染など何か問題が発生した場合は、すぐに調査をしてもらう」と話した。

 JR東海は10月4日に瀬戸市自治連合会に説明し、11月には搬入ルート沿線の住民と企業に説明会を開く。同時期に春日井市でも住民説明会を開くという。

(中日新聞)

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