中国指導部 日本の経済界と会談 AIIBへの参加求める
中国の共産党の最高指導部のメンバーが、北京を訪問している日本の経済界の代表らと会談し、中国が設立を主導したAIIB=アジアインフラ投資銀行に日本も参加するよう求めました。
AIIBは中国が主導して去年設立されたアジアのインフラ建設を支援する国際的な金融機関で、現在、アジアの途上国のほか、イギリスなどの先進国を含む57か国が参加していますが、日本とアメリカは、国際的な金融機関としてふさわしい基準を満たすか注視するなどとして参加していません。
こうした中、日本の経済界の代表らが参加する日中経済協会の訪問団が、北京で21日、中国共産党の最高指導部の張高麗副首相と会談しました。訪問団によりますと、会談の中で張副首相は「中国が提唱するアジアとヨーロッパを結ぶ巨大な経済圏構想に関連し、AIIBなどで今後の協力は考えられないか。こういう動きは大事だ」と述べ、AIIBへの日本の参加を求めたということです。AIIBでは今月末まで新たに参加を希望する国の申請を受け付けていて、G7=主要7か国のカナダなど20か国以上が参加の意向を伝えているということです。
張副首相の発言は、AIIBが支援を進める各国のインフラ事業にビジネス面で関わる可能性がある経済界を通じて日本の参加を改めて求めた形で、今後の日本側の対応が注目されます。
こうした中、日本の経済界の代表らが参加する日中経済協会の訪問団が、北京で21日、中国共産党の最高指導部の張高麗副首相と会談しました。訪問団によりますと、会談の中で張副首相は「中国が提唱するアジアとヨーロッパを結ぶ巨大な経済圏構想に関連し、AIIBなどで今後の協力は考えられないか。こういう動きは大事だ」と述べ、AIIBへの日本の参加を求めたということです。AIIBでは今月末まで新たに参加を希望する国の申請を受け付けていて、G7=主要7か国のカナダなど20か国以上が参加の意向を伝えているということです。
張副首相の発言は、AIIBが支援を進める各国のインフラ事業にビジネス面で関わる可能性がある経済界を通じて日本の参加を改めて求めた形で、今後の日本側の対応が注目されます。