2016-09-22 02:06:02
多くの人間の癒しである、猫。
猫ともっと遊びたい!猫の喜ぶ姿が見たい!と、あれこれおもちゃを買う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
ありとあらゆる種類の猫用おもちゃが発売されていますが、猫は生来の気分屋。
人間が満を持して買ってきたおもちゃや猫ハウスに目もくれず、その梱包用の段ボールの方が気に行った・・・という画像、よく見ますよね。
猫のおもちゃは、買ってきて実際目の前に出すまで、猫が気に入ってくれるか分かりません。
また、一度おもちゃを気に入ると、猫は野生の力を総動員して遊びます。
お気に入りのおもちゃほどボロボロになるのが早いのです。
これらの理由から、猫のおもちゃは買い替えやすく、また本当に人気の高いものを選ぶのが、失敗が少なくておすすめです。
様々な種類のおもちゃが増えている昨今、特に猫に人気の高いおもちゃとはどういったものなのでしょうか?
今回は、価格帯別に10選まとめてみました。
それでは早速見ていきましょう。
最もポピュラーでオーソドックスな猫のおもちゃと言えば、猫じゃらしですね。
お馴染みの形の猫じゃらしの他に、進化を遂げた猫じゃらしが続々と登場しています。
柄に紐がついていて、その先には猫が大好きな鳥の羽根を模した飾りと、鈴がついています。
鳥の羽根は猫の狩猟本能をくすぐるのか、羽根を見ただけでカチカチカチ・・・と興奮して歯を鳴らす喜びようです。
便利なのは、紐の長さを調節できること。
猫と一緒に走ると疲れてしまいますが、人間は座ったままで、紐だけ伸ばして猫を翻弄することができます。
紐を伸ばして猫を走らせるも良し、短くして猫をハンターにするも良し、様々な遊び方を楽しめます。
いかんせん、病みつきになる猫が多く、羽根の部分はすぐにボロボロになってしまうことも。
しかし一本195円ととてもお買い得なので、消耗品のおもちゃとして何回も買い替えることができます。
釣り竿タイプの進化した猫じゃらし。
ルルペットの猫じゃらしは、釣り竿型のプレミアムグラスファイバーポール。
なんと、長さを三段階に調節できる優れもので、最長95.25cmまで伸ばすことができます。
金具で頑丈に取り付けられた羽根は猫がじゃれついても簡単には取れません。
釣り竿のように柄がしなりますが、耐久性に優れているので折れることはなく、しなる様子が本物の鳥を思わせて余計猫の闘争本能に火をつけるのだとか。
替えの羽根が2つついてくるので、猫が気に入って羽根をボロボロにしても、新しい羽根を付替えて何回でも遊ぶことができます。
子猫や若年層の猫など、体力が有り余っている世代の猫におすすめです。
釣り竿タイプの猫じゃらしで、世界で一番売れていると言われるダ・バード。
米国獣医師推奨のおもちゃなだけあって、猫の食いつきがすさまじいと高い口コミ評価があがっています。
特徴は、従来の猫じゃらしのようなフェイクの羽根を使わずに、本物の七面鳥の羽根を使っているところ。
大ぶりの七面鳥の羽根は、猫じゃらしを振ると本物そっくりの羽音が聞こえます。
この羽音が猫の狩猟本能を存分に刺激して、猫をやみつきにしてしまうのだとか。
柄の部分やワイヤー部分が比較的長いので、ダイナミックに遊べて室内飼いの猫でもしっかりと運動量を確保できます。
別売りで羽根部分だけを買い替えることもできるので、柄が壊れない限り半永久的に使うことができるのも嬉しいポイント。
猫じゃらしなど、手を動かすおもちゃでは届かないような壁や天井をも遊びに使えるとして、人気が高まっているレーザーポインター。
元々は人間の会議の際に使われていたレーザーポインターですが、猫にとって突然現れる謎の点は絶好のおもちゃなのです。
キャティーマンのLEDポインターは、レーザーポインターの中では珍しく、1000円以内とお買い得。
プチプラですが、はっきりとネズミ型の光が現れます。
床はもちろん、壁や天井など家中を使って遊ぶことができるので、猫の運動不足解消にぴったりです。
とはいえ、レーザーポインターは猫の目に害がないか、心配になる飼い主さんも多いですよね。
レーザーポインターの光の強さは4段階に分けられ、会議等でよく使われるものは2段階目の強さです。
これは、目に当たると視界がもやもやする程度ですが、猫にとってはあまり良いとは言えません。
キャティーマンのLEDポインターは、猫用おもちゃとして作られているので、光の強さは一番弱い1段階目。
万が一直接目に当たってしまっても、すぐに害があるものではありません。
しかし、もちろん使う際には猫の目に光が入らないように注意しましょう。
YAZAWAのレーザーポインターは、元々おもちゃとして開発された物ではなく、会議でのポインターとして人間用に作られました。
しかし、人間用に作られたからこその点の絶妙な小ささが、猫には大うけのようです。
直径が1cmにも満たない点を捕まえようと、猫は夢中になって走り回ります。
YAZAWAのポインターは片手にすっぽり収まる程小型なので、猫にばれずに突然光の点を出現させることも可能。
猫と一緒に、かくれんぼと鬼ごっこを同時に楽しめます。
猫によっては、子猫の時から高齢猫になるまでずっと同じぬいぐるみを大事にしている、なんて話を聞くほど、ぬいぐるみは猫にとって身近なおもちゃの一つです。
最近では「けりぐるみ」というキック専用のユニークなぬいぐるみも発売されています。
噛みグセの矯正と、デンタルケアが一度にできるおもちゃ。
ネズミの体についているメッシュが二重構造になっているので、噛みながらしっかりと歯についた汚れを除去できます。
また、ぬいぐるみ自体が小柄なので、獲物代わりに咥えて遊んだり、猫パンチをしたり、遊び方も幅広いので飽きが来ません。
ぬいぐるみに猫の大好きなキャットニップという少量のハーブが入っているので、猫の健康にも良く、ご機嫌な状態が続きます。
2個入りで1000円以下なのもお買い得。
前足で掴んで、後ろ足で猛烈なキックを浴びせる・・・猫のこういった行動は、猫の体にインプットされている狩猟本能によるものです。
室内飼いの猫でも、遊びとしてこうした狩猟のまねごとをすることが多いのだとか。
そんな猫の狩猟本能を満足させてくれるけりぐるみは、猫のストレス解消に役立つおもちゃです。
cat in the boxのけりぐるみは、なんと言っても見た目のインパクトがすごい!
本物の鯛かと見間違う程のリアルさです。
楕円のカーブが猫の体にフィットしやすく、抱き込みやすいように設計されています。
そしてこのけりぐるみ、なんと開くことができるのです。
けりぐるみを開くと、そのまま鯛の開きになっています。
飼い主までも喜ばせるデザインの凝りようが嬉しいですね。
ボタンがついているので、猫がけりぐるみに飽きた頃に間にまたたびを挟んでみたり、猫が成長したら間に詰め物をして大きくしてみたり、様々な用途に使えます。
鯛以外の魚のデザインも揃っているので、猫の体の大きさに合わせて選んでみても良いでしょう。
予測不能な機械の動きで遊ぶ電動式のおもちゃは、飼い主が忙しい時でも猫を退屈させない頼れる味方です。
人気の高いモーショントイはどういった物でしょうか。
電池を入れると、ポップな絵柄の傘の下に隠れた猫じゃらしが次々に飛び出す愉快なおもちゃ。
旧式から改良を加えたことによって、猫じゃらしの速さが4段階から選べ、動きが更にトリッキーになりました。
飼い主が手を加えてないのに勝手に動くおもちゃは、猫にとっては生き物のような不思議な存在。
予測できない動きを見せる猫じゃらしを捕まえようと、一生懸命動く猫の姿はとても可愛いです。
こんな風に、傘の下を念入りに調べる猫も。
見ているこちらも楽しめるおもちゃです。
電池いらずで遊べるサーキットトイは、様々な形状のサーキットの中に獲物を入れ、猫の狩猟本能を刺激するおもちゃです。
獲れそうで獲れない・・・そんなもどかしさが猫を虜にします。
パーツを自由につなげて、お好みのサーキットを作ることができるおもちゃです。
サーキットの中にボールを転がす飼い主と、ボールを捕まえようとする猫が一緒に遊ぶことができます。
サーキットには所々穴が開いていて、その隙間を狙って猫は猫パンチを繰り出します。その姿が可愛い!
パーツは組み合わせ次第で実に100通りの形を作ることができるので、猫の成長に合わせてより複雑なサーキットにすることも可能です。
取り外しが簡単なので、汚れてもこまめに洗うことができて衛生的。
ボール遊びが好きな猫にぴったりのおもちゃです。
アメリカの猫用おもちゃで人気NO.1と謳われるサーキットトイです。
ポイントは、サーキットの中を駆け巡るボール。
通常のサーキットトイとは違い、ボールが光り、ガラガラと音をたてます。
S字のサーキットを行き来する光るボールは、猫の興味を引き、猫はボールを捕まえようと行ったり来たり走り回ります。
運動不足が気になる室内飼いの猫や、元気が有り余っている子猫におすすめのおもちゃです。
子猫や若年層の猫のおもちゃというのは比較的選びやすいですが、高齢になった猫のおもちゃ選びは、少し難しいですよね。
走り回る年齢でもないけれど、少しでもおもちゃで楽しませたい・・・そんな高齢の猫には、トンネル型のおもちゃがおすすめです。
体を動かして遊ぶというよりは、もぐって中で安心できるおもちゃが理想的です。
3つのトンネルがくっついて、中央部分を含め出口が4つある盛りだくさんのトンネルです。
猫が大好きなカシャカシャと音がなるポリエステルでできたトンネルは、薄暗く、猫が安心できる程よい狭さになっています。
トンネルを秘密基地として中でゆったりくつろぐのも良し、出口付近に猫じゃらしを垂らしてハンターの本能を刺激するも良し、猫の年齢や性格に合わせた遊び方ができます。
畳んで収納できるので、場所も取らず便利です。
猫の大好きな素材、段ボールでできたトンネルです。
伸ばすと80cmの長さになりますが、使わない時は引出しのように閉じてしまっておける飼い主にも嬉しいデザイン。
元々は、こたつ布団が重くてこたつにもぐり込めない猫のために作られたトンネルだそうで、こたつ布団やカーテンに邪魔されずにゆったりくつろげるおもちゃになっています。
窓から外を眺めるのが好きな猫や、冬場にこたつにもぐって温まりたい猫にぴったりです。
屋根の部分が爪とぎを兼ねているのも嬉しいポイント。
若年層の猫にも、高齢層の猫にも、どちらにもおすすめなのがボックス型のアスレチックハウスです。
ハウスと聞くとおもちゃのイメージがあまりありませんが、四角い箱型のハウスには猫が遊べる工夫がたくさんあります。
ボックスを追加すればハウス自体を大きくすることもできるので、用途に合わせて使い道を選べます。
段ボールで出来たボックスをつなげて、簡単に立体迷路を作れるおもちゃです。
四隅がしっかり補強されている段ボールなので、猫が飛び乗っても潰れることはありません。
丸い形にくりぬいてある窓はもちろん、肉球型の穴から猫じゃらしや紐を差し込んで猫と遊んでも良いですね。
元気いっぱいの若い猫は高さを使って運動できますし、のんびりしたい高齢の猫はボックスの中で休むこともできて、子猫から高齢猫まで幅広い年代で遊べます。
別売りの爪とぎを取り付ければ、遊びながら爪のケアもできます。
軽いポリエステルを使ったボックス型のテントをつなぎあわせた、ジャングルジムのようなおもちゃ。
6kgの重さまで耐えられるので、多頭飼いでも安心。
ハンモックの他にボールや鈴がついているなど、気まぐれな猫を飽きさせない工夫が随所に施されています。
別売りのトンネルやボックステントを連結させることも可能で、連結はマジックテープでくっつけるだけという手軽さ。
猫の好みに合わせて、好きな形にデザインできます。
ブランコのようなハンモック型のおもちゃは、猫の体重でゆらゆら穏やかに揺れます。
実は、猫は意外とこのゆらゆら感が好きで、のんびり身を任せてたかと思うと揺れを利用して遊んでみたりと、一度気に入るとハンモックから離れません。
ハンモック付きのキャットタワーが多いことからも分かるように、体がすっぽり包まれる安心感と穏やかな揺れが、猫を安心させるのです。
涼しげな麻素材で作られたハンモックには猫の遊び心をくすぐる工夫がたくさんあります。
ボールが転がるサーキットや、上から垂れ下がるおもちゃなど、猫が思わず触りたくなるものがいっぱい。
鈴がついているので、聴覚でも楽しめます。
ハンモックの麻素材は爪研ぎも兼ねているので、爪切りが嫌いな猫でも遊びながら爪のケアができます。
アスレチック系の猫用おもちゃの王様とも言えるキャットタワー。
高さにこだわったり、素材にこだわったり、大小様々な種類のキャットタワーが発売されています。
大型のおもちゃですが、1つは家に欲しいものです。
高さが86cmとキャットタワーの中では小ぶりですが、高い評価を得ている山善のキャットタワー。
5000円以内とリーズナブルなのに、質が高いことが人気の秘密のようです。
造りがしっかりとしているので、7kgの成猫まで余裕を持って遊べます。
天井から垂れ下がったネズミと魚のおもちゃに加えて、猫の大好きな円状のトンネルがついているなど、小ぶりなキャットタワーの中に猫の好きなものがぎゅっとつめこまれています。
ワンルームのマンションに置けるサイズなのも嬉しいですね。
高さ260cmを誇る、猫も大満足のキャットタワーです。
突っ張りタイプなので、伸ばして天井につなげればキャットタワーによく見られるぐらつきも心配ありません。
天井に固定できるので、猫が勢い良く登っても床に響かずマンションでも安心です。
梯子にトンネル、猫ハウスにロープまでついて、猫にとってよりどりみどりの環境。
工具やアウトドア用品を主に扱っている会社の商品なので、設計が凝っているのも納得です。
人間と同じように、猫にもアレルギー持ちや化学製品が苦手な猫がいます。
また、遊んでいるうちにうっかり口に入ってしまうのは、猫のおもちゃにはよくあることです。
自分の家の猫にはできるだけオーガニック食品や、オーガニックなおもちゃを与えたい・・・そんな飼い主の要望に応える、オーガニックトイが発売されています。
高知県の土佐桧を使った高級感溢れるもぐらたたきです。
猫ってもぐらたたきするの?と思うかもしれませんが、出たり引っ込んだりするもぐらたたきは、猫の狩猟本能を刺激する最適なおもちゃなのです。
もぐら代わりについている付属の野菜クッションに、猫は興味津々。
職人が手作りした桧のおもちゃなので頑丈さは折り紙付きで、どんなに激しく遊んでも、壊れることはありません。
また、もぐらたたきをひっくり返して、付属のオーガニックコットンで作られたクッションを敷けば、猫用ベッドに早変わり。
桧の香りにはストレス解消や疲労回復効果、消臭効果があることが確認されているので、遊び疲れた猫を存分に癒してくれます。
「安心・安全・丈夫・長持ち」をテーマに、奥会津の天然木のみを使って作られたオーガニックタワー。
従来のキャットタワーでは買ってすぐだと独特の臭いがあったのですが、天然杉を使ったこちらのタワーは買った瞬間から杉の良い香りに包まれます。
徹底して材料にこだわり、職人の手によって頑丈に作られたオーガニックタワーは、ぐらつきや故障がありません。
万が一故障しても、該当部品の交換ができるので一生ものとして使い続けることができます。
麻の爪研ぎだと、麻はすぐにボロボロになってしまいますが、抜群の耐久性を持つ杉の木ならばどんなに猫が爪研ぎしてもほころぶことはありません。
爪研ぎの跡すら思い出として味を出してくれるのです。
猫に天然の良いおもちゃを与えたい、という飼い主心を存分に満たしてくれる逸品です。
今回は、価格帯別に100円代から50000円代のものまで、様々なおもちゃを10選ご紹介しました。
それぞれの猫によって好みはありますが、どんなおもちゃであっても喜ぶ猫の姿というのは飼い主にとってかけがえのないものですよね。
今回のまとめが、あなたの大切な猫のおもちゃ選びの参考になれば幸いです。