台風や豪雨でスーパー デパートの売上減

台風や豪雨でスーパー デパートの売上減
先月の全国のスーパーとデパートの売り上げは、台風や豪雨の影響などで来店客が伸び悩んだことなどから、いずれも去年の同じ月を下回りました。
「日本チェーンストア協会」のまとめによりますと、全国の主なスーパー、9413店の先月の売り上げは1兆840億円余りでした。このうち、1年前にもあった店どうしで比べた売り上げは去年の同じ月を2.9%下回り、2か月ぶりに減少しました。

また、「日本百貨店協会」が発表した全国のデパート236店舗の先月の売り上げは4092億円余りでした。このうち、1年前にもあった店どうしを比べた売り上げは去年の同じ月と比べて6%減少し、6か月連続の減少となりました。

スーパーとデパートの売り上げの減少は先月、相次いだ台風や豪雨の影響で来店客が伸び悩んだことに加えて、秋物を中心とした衣料品が去年よりも落ちこんだことが主な要因です。2つの業界団体の担当者は「天候不順の影響が大きかったことに加えて消費者の節約志向も依然として根強い。今後も厳しい売り上げが続く可能性がある」と話しています。