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傾斜マンション 住民を黙らせた三井不動産の400億円補償

 また、慰謝料や家賃補償とは別に、建て替え後について、〈同棟、同号室に入居できる〉〈売却を希望する場合は(三井不動産側が)新築販売想定価格で買い取る〉という内容で住民と合意したという。3年半後に完成する新築マンションは、三井不動産がメンツをかけて仕上げるとみられている。購入時より高値で転売できる可能性もありそうだ。

 しかし、今回、「LaLa横浜」の住民が受けた手厚い補償はレアケースと思った方がいい。住宅ジャーナリストの榊淳司氏が言う。

「05年に起きた耐震強度偽装事件で、泣く泣くマンションから退去を迫られた住民の中には、いまだに二重ローンに苦しんでいる人がいると聞きます。無名業者より大手の方が補償が手厚いことが今回の一件で分かりましたが、それとて絶対ではありません。欠陥が見つかったブランドマンションで責任を認めず、住民が泣き寝入りしているケースを私はたくさん知っています」

 もちろん「LaLa横浜」の住民も多大な苦痛を味わっただろうが、宝くじが当たったようなものかもしれない。

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