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“リニア残土で鉱山埋め戻し”

09月21日 19時12分

リニア中央新幹線の愛知県内のトンネル工事で発生する残土の一部が、愛知県瀬戸市にある鉱山の埋め立てに活用される方向で交渉が進められていることが分かりました。
11年後に開業が予定されているリニア中央新幹線は愛知県内ではJR名古屋駅から春日井市を抜けるルートで計画されています。
その区間は全てトンネルで、建設にあたってはナゴヤドーム4個分に相当する650万立方メートルの残土が発生するとされています。
残土について、春日井市に接する瀬戸市にある鉱山を管理する愛知県珪砂鉱業協同組合とJR東海が、鉱山の埋め戻しに活用する方向で交渉を進めているということです。
この鉱山はガラスの原料となる砂や陶器などの粘土を採掘しており、組合が採掘の跡を埋め戻す必要があるため、JR東海に残土の提供を求めていたということです。
組合などによりますと、JR東海は、今後、周辺住民への説明会を開いた上で、来年にも残土の搬入を検討しているということです。
愛知県珪砂鉱業協同組合は「具体的な交渉はこれからだが、鉱山の埋め戻しには大量の土砂が必要なため、是非、リニアの残土を有効活用したい」としています。

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