東海 NEWS WEB

ニュース詳細
バスケ部員自殺で県側争う姿勢

09月21日 19時12分

バスケ部員自殺で県側争う姿勢

3005852471_20160921192507.mp4

岐阜県海津市の県立高校に通っていた当時1年生の男子生徒が自殺したのは、部活動でのコーチの発言が原因だとして、生徒の両親が県に損害賠償を求めた裁判が始まり、県側は「発言と自殺との因果関係はない」などとして争う姿勢を示しました。
この裁判は3年前の平成25年8月に自殺した岐阜県立海津明誠高校の当時1年生の男子生徒の両親が起こしました。
訴えによりますと、男子生徒は、入部したバスケットボール部のコーチを務めていた教員から「やめちまえ」、「使えない」などと繰り返し言われ、人格や尊厳を傷つけられた結果、自殺に追い込まれたとして、県に対し、500万円の損害賠償を求めています。
21日から岐阜地方裁判所で始まった裁判で、岐阜県側は「コーチの発言は不適切ではあったが、指導の範囲を著しく逸脱しているとまでは言えない。男子生徒が最後に部活に参加してから自殺するまでに1か月以上たっていて因果関係はない」として、訴えを退けるよう求める書面を提出し、争う姿勢を示しました。
次の裁判は11月9日に開かれます。

東海のニュース

新着ニュース

このページの先頭へ