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被害女性から詐欺女に懲役4年

09月21日 19時12分

去年5月、愛知県豊田市で66歳の男が、妻ら家族3人を殺害して自宅に放火したとされる事件に関連して、妻から現金をだまし取ったとして詐欺の罪に問われた67歳の女の裁判で、名古屋地方裁判所岡崎支部は懲役4年の判決を言い渡しました。
去年5月、愛知県豊田市の住宅で、松井あや子さん(当時65)が母親や長女とともに殺害されて放火された事件では、66歳の夫が殺人や放火などの罪に問われ、懲役27年の刑が確定しました。
この事件に関連して、妻の松井さんの知り合いで、岡崎市の無職、水野照代被告(67)が「長女の就職をあっせんする」などとうその話を持ちかけ、経費の名目で松井さんから、おととしまでの約6年間、現金1025万円余りをだまし取ったとして詐欺の罪に問われました。
これまでの裁判で、検察は「夫は妻から詐欺にあったと聞いて、将来を悲観して家族を殺害した」と主張していました。
21日の判決で、名古屋地方裁判所岡崎支部の近道暁郎裁判官は、「娘を就職させたいという妻の思いにつけ込んだ悪質な犯行で、だまし取った金額も大きい。被告の弁解は不合理で、反省の態度は見られない」として懲役4年の判決を言い渡しました。

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