09月20日 10時25分
19日朝、名古屋市守山区にある大学の馬術部の飼育場所から馬が逃げ出し、1キロほど離れた集合住宅の敷地内に入り込みました。
馬は警察と馬術部の学生たちが捕獲し、かたをした人や住宅への被害はありませんでした。
19日朝6時すぎ、「名古屋市守山区の住宅地で、茶色の大きな馬が走っている」と警察に通報がありました。
警察がかけつけたところ、馬は守山区上志段味にある集合住宅の敷地内に横たわっていて、ケガをしている様子だったということです。
警察が馬の持ち主を探した結果、現場から南西に1キロほどの所にある、名古屋工業大学の馬術部の飼育場所から逃げ出したことがわかり、約2時間後、馬術部の学生が警察とともに捕獲しましたが、かなり衰弱した状態だということです。
警察によりますと、これまでのところ、かがをした人や住宅への被害は確認されていないということです。
名古屋工業大学の馬術部によりますと、逃げ出した馬は15歳の雄で、この土日、2日連続で試合に出場しましたが、試合後、ストレスが原因と見られる激しい腹痛を起こしていたということです。
飼育所の柵が壊れていたことから、痛みで暴れて柵を壊し逃げ出したとみられるということです。
馬術部では、この馬を含めて8頭飼育していて、夜間も泊まり込みで世話をしていますが、逃げたことには気がつかなかったということです。
18日夜から19日朝にかけて、泊まり込んでいた部員の根崎楓真さんは「ご迷惑をかけて申し訳ありません。住民の方にけががなくて本当によかったと思います。今後は柵を強化するなどして、2度とこのようなことが起こらないようにしたいです」と話していました。
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