09月21日 12時38分
20日の台風16号で、岐阜県瑞浪市で、住宅の裏山が崩れたほか、高山市では川の護岸が壊れ、21日朝から復旧作業が行われています。
このうち、瑞浪市では20日午後6時過ぎ、住宅の裏山が幅10メートル、高さ5メートルにわたって崩れているのが見つかりました。
植えられていた柿の木などが倒れましたが、住宅や住民に被害はありませんでした。
この家に住む自営業の須藤真治さんをはじめ家族6人は、20日朝から総出で家の敷地に流れ込んだ土砂をかき出す作業に追われています。
須藤さんは「崩れたのは家の周りを見て回った時に初めて気づきました。まさか自分の家がこうなるとは思ってもみませんでした」と話していました。
また、岐阜県によりますと、高山市で20日夜8時頃、市の中心部を流れる苔川の左岸が、幅13メートル、高さ3メートルにわたって崩れているのが見つかり、21日朝から大型の土のうを設置しています。
護岸の上は市道になっていますが、けがをした人はいませんでした。
県によりますと、川底から1.7メートルの高さまで石を積み上げてコンクリートで補強していましたが、水位が上がったため護岸の基礎部分が浮き上がったのではないかとみて復旧を急いでいます。
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