09月20日 23時46分
20日夜、愛知県清須市で台風に伴う大雨で冠水したアンダーパスになった道路に車が取り残されて水没し、中から女性が救出されましたが意識不明の重体になっています。
20日午後6時半ごろ、清須市清須田中町で大雨で冠水した道路に車が取り残されて水没し、動けなくなっているのを近くにいた警察官が見つけました。
消防によりますと、車は運転席側の窓が開いた状態で沈んでいて、中から女性を救出し、病院に搬送しましたが、意識不明の重体だということです。
現場はJRの線路の高架下にある100メートルに余りに渡ってアンダーパスになっている道路で、台風16号に伴う大雨で当時は、深さ3メートルほどまで水がたまっていたということです。
警察によりますと、道路を管理する県が、20日午後5時からアンダーパスへの立ち入りを禁止していたということですが側道から入れる部分があったということです。
警察は車が側道から入り冠水した道路で立ち往生したとみて詳しい状況を調べています。
近くで作業していて、冠水したアンダーパスに入っていく車を見た建設会社の68歳の男性は「午後6時半ごろに、通行止めの区間の中にある集合住宅の駐車場から車が出てきて、水がたまっている所に進んでいった。車は1、2分で全体が沈んでしまい、中の人を助けようとしたができなかった」と振り返りました。
そして「当時は、あまり雨は降っていなかった。消防隊員が水に潜って女性を救助した」と話していました。
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