首相 国連事務総長に北朝鮮への厳格対応要請
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アメリカを訪れている安倍総理大臣は、国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長と会談し、北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返していることを踏まえ、これまでの国連安保理決議の厳格な履行に向けリーダーシップを発揮すると同時に、事務総長自身が厳しいメッセージを表明するよう要請しました。
国連総会に出席するためアメリカ・ニューヨークを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の21日朝早く、およそ25分間にわたり国連のパン・ギムン事務総長と会談しました。
この中で、安倍総理大臣は、北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返していることについて、「新たな段階の脅威で国際社会は従来と異なる対応をすべきだ。北朝鮮の行動を変えるには圧力を強化していくほかなく、日本政府として、新たな制裁措置を含む国連安全保障理事会の決議の採択を目指すとともに、独自の制裁措置の検討も進める」と伝えました。そのうえで、安倍総理大臣は「パン事務総長には、累次の安保理決議の国際社会による厳格な履行につき、リーダーシップを発揮することを求めたい。北朝鮮の暴挙は国連の存在意義に対する挑戦だ。事務総長自身、厳しいメッセージを表明してほしい」と要請しました。
これに対し、パン事務総長は、「北朝鮮の核問題については安保理の非常任理事国を務める日本と緊密に連携していきたい」と述べました。
また、安倍総理大臣は、安全保障関連法が施行されたことを踏まえ、PKOや外国軍隊への後方支援などを通じて、安全保障分野でのいっそうの国際貢献が可能となるという認識を示すとともに、陸上自衛隊が参加しているUNMISS=国連南スーダン派遣団が円滑な活動ができるよう協力したいという考えを伝えました。
この中で、安倍総理大臣は、北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返していることについて、「新たな段階の脅威で国際社会は従来と異なる対応をすべきだ。北朝鮮の行動を変えるには圧力を強化していくほかなく、日本政府として、新たな制裁措置を含む国連安全保障理事会の決議の採択を目指すとともに、独自の制裁措置の検討も進める」と伝えました。そのうえで、安倍総理大臣は「パン事務総長には、累次の安保理決議の国際社会による厳格な履行につき、リーダーシップを発揮することを求めたい。北朝鮮の暴挙は国連の存在意義に対する挑戦だ。事務総長自身、厳しいメッセージを表明してほしい」と要請しました。
これに対し、パン事務総長は、「北朝鮮の核問題については安保理の非常任理事国を務める日本と緊密に連携していきたい」と述べました。
また、安倍総理大臣は、安全保障関連法が施行されたことを踏まえ、PKOや外国軍隊への後方支援などを通じて、安全保障分野でのいっそうの国際貢献が可能となるという認識を示すとともに、陸上自衛隊が参加しているUNMISS=国連南スーダン派遣団が円滑な活動ができるよう協力したいという考えを伝えました。