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台風16号再接近 厳重警戒を

09月20日 19時25分

台風16号は、和歌山県に上陸したあと、愛知県を□北東に進んでいて、愛知県ではところによって非常に激しい雨が降っています。
気象台は、3県の広い範囲に大雨や洪水、暴風などの警報を出して、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫、土砂災害などに十分警戒するよう呼びかけています。
気象庁の発表によりますと、台風16号は、午後6時には愛知県豊田市付近を1時間に約50キロの速度で□北東へ進んでいるとみられます。
東海地方では、台風本体の発達した雨雲がかかっていて、午後5時半までの1時間には、愛知県蟹江町で57ミリの非常に激しい雨を観測したほか、三重県桑名市で、46.5ミリの激しい雨、岐阜県多治見市では29ミリの強い雨が降りました。
また、風も強まっていて、午後5時半ごろには、愛知県の中部空港で31.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。
台風はこのあと、東海地方の沿岸を進むとみられ、今後予想される1時間に降る雨の量は、岐阜県と三重県で70ミリ、愛知県で60ミリの見込みです。
21日午後6時までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、岐阜県で100ミリ、愛知県で80ミリ、三重県で50ミリと予想されています。
また、21日未明にかけて風の強い状態が続く見込みで、最大瞬間風速は陸上で、愛知県、三重県で30メートル、岐阜県で25メートル、海上では愛知県と三重県で35メートルに達すると予想されています。
また、海上はうねりを伴った大しけが続くみとおしです。
三重県では亀山市と鈴鹿市の一部に避難指示、津市、亀山市、伊賀市の一部に避難勧告が出されているほか、愛知、岐阜、三重の3県の一部に避難準備情報が出されていて、各地の自治体は、高齢者や体の不自由な人などに早めに避難を呼びかけています。
また、気象台は、愛知県、三重県の一部に土砂災害警戒情報を出したほか、3県の各地に大雨や洪水、暴風、波浪の警報を出して、土砂災害や川の増水と氾濫、低い土地の浸水、それに高波に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。

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