厚労省 化学工場で7人が膀胱がん発症と発表
厚生労働省は、発がん性があると見られる化学物質を扱っていた化学工場で、従業員など7人が相次いで膀胱がんを発症していたと発表し、国内の化学メーカーで作る団体などに対策の徹底を要請しました。
厚生労働省によりますと、従業員200人の規模の化学工場で、従業員1人と退職者6人の合わせて7人が、30代から60代で膀胱がんを発症していたということです。この化学工場では、発がん性があると見られる「オルト-トルイジン」と「MOCA」と呼ばれる化学物質を扱っていて、7人のうち6人は、これらの化学物質に触れていたということです。
「オルト-トルイジン」をめぐっては、福井市にある別の化学工場で、従業員などが膀胱がんを相次いで発症していて、厚生労働省が全国の化学工場などを調査したところ、新たにこの工場で従業員の発症が分かったということです。
「MOCA」を扱っている事業所は、全国におよそ180あるとみられ、厚生労働省は、「オルトートルイジン」に加えて「MOCA」についても、労働者の健康被害を防ぐ対策を徹底するよう、21日、国内の化学メーカーで作る団体などに要請しました。
「オルト-トルイジン」をめぐっては、福井市にある別の化学工場で、従業員などが膀胱がんを相次いで発症していて、厚生労働省が全国の化学工場などを調査したところ、新たにこの工場で従業員の発症が分かったということです。
「MOCA」を扱っている事業所は、全国におよそ180あるとみられ、厚生労働省は、「オルトートルイジン」に加えて「MOCA」についても、労働者の健康被害を防ぐ対策を徹底するよう、21日、国内の化学メーカーで作る団体などに要請しました。