日中 連絡メカニズムの早期運用へ協議加速を確認
日中両政府は、海洋問題を話し合う実務者協議を15日まで2日間、広島市で行い、海上や空での偶発的な衝突を避けるための「連絡メカニズム」の早期の運用開始を目指して協議を加速させるとともに、次回の協議を年内に中国で行うことを確認しました。
今月5日の日中首脳会談を受けた実務者協議は、広島市で2日間にわたって行われました。
この中で、海上や空での偶発的な衝突を避けるため日中両国の防衛当局者が緊急時に連絡を取り合う「連絡メカニズム」について、早期の運用開始を目指して協議を加速させ、防衛当局間の協議も進めていくことを確認しました。このほか、密輸や密航、麻薬取引など、国境を越えた犯罪の対策を強化するほか、海上保安庁と中国海警局との間で情報交換や人的交流を深めることで一致しました。
一方、東シナ海のガス田開発をめぐって、日本側は共同開発に関する条約の締結交渉の再開を求めましたが、外務省幹部は協議のあと「率直な意見交換を行った」と述べるにとどまり、中国側が難色を示し大きな進展はなかったものと見られます。
そして、日中両政府は次回の協議を年内に中国で行うことを確認し、具体的な日程を調整することになりました。
この中で、海上や空での偶発的な衝突を避けるため日中両国の防衛当局者が緊急時に連絡を取り合う「連絡メカニズム」について、早期の運用開始を目指して協議を加速させ、防衛当局間の協議も進めていくことを確認しました。このほか、密輸や密航、麻薬取引など、国境を越えた犯罪の対策を強化するほか、海上保安庁と中国海警局との間で情報交換や人的交流を深めることで一致しました。
一方、東シナ海のガス田開発をめぐって、日本側は共同開発に関する条約の締結交渉の再開を求めましたが、外務省幹部は協議のあと「率直な意見交換を行った」と述べるにとどまり、中国側が難色を示し大きな進展はなかったものと見られます。
そして、日中両政府は次回の協議を年内に中国で行うことを確認し、具体的な日程を調整することになりました。