日中 連絡メカニズムやガス田開発で協議

日中 連絡メカニズムやガス田開発で協議
日中両政府が海洋問題を話し合う実務者協議は、2日間の議論が終わり、海上や空での偶発的な衝突を避けるための「連絡メカニズム」の早期の運用開始に向けて前向きに議論が進んだ一方、東シナ海のガス田開発では協議が難航したものと見られます。
今月5日の日中首脳会談を受けた今回の実務者協議は、15日まで2日間の日程で広島市で行われ、午後7時半すぎに終わりました。
15日は、14日に続き、海上や空での偶発的な衝突を避けるため、日中両国の防衛当局者が緊急時に連絡を取り合う「連絡メカニズム」をめぐって意見が交わされ、関係者によりますと、運用開始の具体的な時期などについて前向きに議論が進められたということです。
一方、東シナ海のガス田開発をめぐっては、日本側が、中国側の一方的な開発を受けて中断したままとなっている、共同開発に関する条約の締結交渉の再開を呼びかけましたが、中国側は、共同開発の内容に難色を示し、協議は難航したものと見られます。