オバマ政権提案の核実験自制決議案 安保理で来週採決へ

オバマ政権提案の核実験自制決議案 安保理で来週採決へ
k10010687511_201609152104_201609152138.mp4
アメリカのオバマ政権が国連の安全保障理事会に提出した核実験の自制を各国に求める決議案は、来週にも採決にかけられる見通しになりました。
アメリカのオバマ政権は、爆発を伴う核実験を自制するよう各国に求める決議案を、14日までに国連安保理に提出し、決議案はすでに日本を含む安保理各国に配付されました。
ことしは核実験を全面的に禁じるCTBT=包括的核実験禁止条約の採択からちょうど20年になることから、国連では今月21日、条約の早期発効を訴える閣僚級の会合が開かれることになっています。
国連の外交筋によりますと、アメリカが提出した核実験の自制を求める決議案は、この会合のあとに開かれる安保理で採決にかけられる見通しだということです。
これについて、国連で軍縮問題を統括するキム・ウォンス軍縮担当上級代表は「安保理各国は、核実験を停止する国際的な枠組みを強化する緊急性を認識しており、チャンスはかなり高いと考えている」と述べ、決議が採択されることに強い期待を示しています。