稲田防衛相 米国防長官との会談に出発 北朝鮮問題で連携確認へ

稲田防衛相 米国防長官との会談に出発 北朝鮮問題で連携確認へ
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稲田防衛大臣は、就任後初めてアメリカのカーター国防長官と会談するため、15日未明、ワシントンに向けて出発し、北朝鮮による核実験や弾道ミサイルの発射などを受けて日米同盟に基づき、緊密に連携して対応していくことを改めて確認することにしています。
稲田防衛大臣は、15日から4日間の日程で、アメリカと南スーダンを訪問することにしていて、15日未明、ワシントンに向けて羽田空港を出発しました。

一連の訪問で稲田大臣は、就任後初めてアメリカのカーター国防長官と会談し、北朝鮮が5回目の核実験を行い弾道ミサイルの発射を繰り返していることや、中国が海洋進出を強めていることなどを受けて日米同盟に基づき緊密に連携して対応していくことを改めて確認することにしています。
また稲田大臣は、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題や、アメリカ軍の軍属による事件を受けた日米地位協定の対象となる軍属の範囲を明確化する作業についても意見を交わしたい考えです。

稲田大臣は、アメリカに続いて南スーダンの首都ジュバを訪れることにしていて、今後国連のPKO=平和維持活動にあたる自衛隊の部隊に、安全保障関連法に基づく新たな任務を付与するかどうか判断するため現地の治安状況などを確認することにしています。