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山岳医療チームが下呂市で訓練
09月18日 19時07分
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おととしの御嶽山噴火の教訓を踏まえ、岐阜県の医師会が山岳地帯の災害に備えて立ち上げた医療チーム『山岳JMAT』の訓練が、18日、御嶽山のふもとの下呂市で行われました。
『山岳JMAT』は、岐阜県医師会が今年2月に立ち上げた山岳地帯で事故や災害が起きた時に現場で活動する医療チームです。
御嶽山の登山道の登り口付近で行われた訓練には、17人の医師らが参加し、はじめに全員で黙とうしました。
訓練は滑落した登山者の治療を想定して行われ、登山者に見立てた人形を使ってけがの応急手当をし、担架で下山するまでの手順を確認していました。
「山岳JMAT」にはこれまでに岐阜県内の67人の医師が参加していて、岐阜県医師会では、高山病や低体温症などの治療に加え、山岳地帯の気象の知識なども兼ね備えた山岳医療の専門家を育成し、メンバーを増やしていくことにしています。
岐阜県医師会の小林博会長は「噴火を教訓に山岳地帯で活動できる専門的な医師を養成し、訓練を続けていきたい」と話していました。
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