09月17日 19時08分
人口減少が進む三重県尾鷲市で県内外から転入する人を増やそうと、移住を体験してもらう施設として空き家を改修する工事が行われました。
人口1万8000あまりの尾鷲市はこの30年間で1万人以上、人口が減少し、大きな課題となっています。
このため尾鷲市は、県内外から転入する人を増やそうと移住を体験するための施設として、空き家を改修する取り組みを始め、17日工事が行われました。
工事は、空き家の所有者から市が許可を得て実施し、17日は、市のホームページなどを見て応募した移住に関心がある20代から60代の男女14人が参加しました。
参加した人たちは、互いに自己紹介したあと地元の建築業者の指導を受けながら、空き家の玄関や庭の塀の修復などを行いました。
工事は18日も行われ、期間中、参加者たちは地元の人たちと食事をしたり街を歩いたりして、地域との交流を深めるということです。
三重県松阪市から参加した30代の男性は、「海が好きで移住したいと思っています。これをきっかけにいろいろな人と知り合いになって地域になじんでいきたいと思います」と話していました。
尾鷲市は、来年度からこの空き家に移住に関心を持つ人に住んでもらうことにしています。
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