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友好のラスター彩陶壁 寄贈
09月17日 19時08分
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人間国宝の陶芸家、故・加藤卓男さんが再現したイランの伝統陶器、「ラスター彩」の技法を日本で学んでいたイランの陶芸家らが友好の証として陶壁を制作し、岐阜県可児市の公園に寄贈しました。
「ラスター彩」は、光を受けると玉虫色に輝くイランの伝統的な焼き物で16世紀に衰退し、その後、途絶えたとされていましたが、岐阜県多治見市出身の人間国宝の陶芸家、故・加藤卓男さんが40年ほど前に独自に再現しました。
加藤さんの長男、幸兵衛さんのもとには今年6月から、イランの陶芸家2人が招かれ、「ラスター彩」の技法を学んできました。
2人は幸兵衛さんとともに、友好の証として3つの「ラスター彩」の陶壁を制作して岐阜県可児市の花フェスタ記念公園に寄贈し、17日、除幕式が行われました。
このうち、イランの陶芸家の陶壁は横が1メートル10センチ、縦が75センチほどの大きさで作品の中にはイランで友好の証とされる花と鳥が描かれています。
加藤幸兵衛さんは「イランの陶芸家がラスター彩の復興に尽くしてくれることを期待しています」と話していました。
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