米小売業の売上高減少 追加利上げ見送りの見方多く
アメリカの個人消費の重要な指標として注目される先月の小売業の売上高は、前の月と比べて0.3%の減少となりました。市場では、好調だった消費にややかげりが見られることなどから、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が今月の金融政策を決める会合では追加の利上げを見送るという見方が多くなっています。
アメリカ商務省が15日発表した先月の小売業の売上高はおよそ4563億ドルで、前の月と比べて0.3%の減少となりました。これは、前の月と同じ水準の横ばいを見込んでいた市場の予想を下回り、ことし3月以来の減少となりました。
分野別に見ますと、食品や飲料、それに衣料関連などが増加した一方で、このところ好調だった自動車関連やインターネット販売などが落ち込んでいます。
市場では、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が年内には追加の利上げに踏み切るのではないかという観測が出ています。しかし、今回の小売業に関する統計で、アメリカ経済の緩やかな拡大をけん引していた消費の伸びにややかげりが見られることなどから、今月の金融政策を決める会合では追加の利上げを見送るという見方が多くなっています。
分野別に見ますと、食品や飲料、それに衣料関連などが増加した一方で、このところ好調だった自動車関連やインターネット販売などが落ち込んでいます。
市場では、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が年内には追加の利上げに踏み切るのではないかという観測が出ています。しかし、今回の小売業に関する統計で、アメリカ経済の緩やかな拡大をけん引していた消費の伸びにややかげりが見られることなどから、今月の金融政策を決める会合では追加の利上げを見送るという見方が多くなっています。