長崎 あご漁が最盛期 だしなど人気で高値に
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粉末状にしただしなどの原料として全国的に人気が出ている、あごと呼ばれるトビウオの漁が、長崎県平戸市で最盛期を迎えています。
平戸市沖では、今、あご漁が最盛期を迎えていて、地元の魚市場では15日朝も木箱に入れられた大量のあごが競りにかけられました。
あごを原料にした粉末状のだしや、だし入りのつゆは、ここ最近、全国的に人気を集めていて、一気に需要が高まっています。このため平戸市の魚市場では、3年前は12キロ入り1箱が平均2000円余りで取り引きされていたのが、ことしは1万円弱と5倍近くにまではね上がっているということです。魚市場を運営している平戸魚市の坂田宗昭社長は「大手の食品加工メーカーが確保しようとするので、高値になっている。この状態はしばらく続きそうだ」と話していました。
この高値で、漁業者の収入が増える一方、地元の加工業者の中には不安を感じているところもあり、あごだしや焼きあごの製造や販売をしている渡邉栄二社長は「仕入れ値に合わせて採算をとるためには、今後、販売価格を2倍に上げなければならない。しかし、買ってくれる客がいるか疑問で、困っています」と話していました。
あごを原料にした粉末状のだしや、だし入りのつゆは、ここ最近、全国的に人気を集めていて、一気に需要が高まっています。このため平戸市の魚市場では、3年前は12キロ入り1箱が平均2000円余りで取り引きされていたのが、ことしは1万円弱と5倍近くにまではね上がっているということです。魚市場を運営している平戸魚市の坂田宗昭社長は「大手の食品加工メーカーが確保しようとするので、高値になっている。この状態はしばらく続きそうだ」と話していました。
この高値で、漁業者の収入が増える一方、地元の加工業者の中には不安を感じているところもあり、あごだしや焼きあごの製造や販売をしている渡邉栄二社長は「仕入れ値に合わせて採算をとるためには、今後、販売価格を2倍に上げなければならない。しかし、買ってくれる客がいるか疑問で、困っています」と話していました。