米ウーバー自動運転の車 公道での走行実験を開始

米ウーバー自動運転の車 公道での走行実験を開始
スマートフォンを使った配車サービスを手がけるアメリカのウーバーは、開発を進めている自動運転の車について、公道での走行実験を始めたことを明らかにしました。
スマートフォンのアプリを通じた配車サービスの大手、アメリカのウーバーは、14日東部の都市ピッツバーグの公道で始めた走行実験の動画を初めて公開しました。
動画では、車内のタッチパネルに触れて自動運転のモードに切り替えると、ハンドルが制御され、市街地を車が自動で走行する様子が映しだされています。

ウーバーは、自動運転の技術はまだ初期の段階だとして、当面は安全確保のために運転手を乗せて実験を続けるとしています。
ウーバーでは、自動運転が実用化されれば事故を減らせるほか渋滞を緩和する効果もあるとしていて、アメリカのフォードやスウェーデンのボルボと提携して開発を進めています。また、先月には、グーグルで自動運転の開発をしていた技術者が設立したトラックの自動運転を手がけるベンチャー企業の買収を発表しました。

ウーバーの自動運転プロジェクトを指揮するアンソニー・レバンドフスキ氏はNHKの取材に対し、「行きたい所に安く早くそして安全に行けるようにすることが目標だ。いずれ運転手は完全に必要なくなるだろう」と話しています。