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【プロ野球】

きょうパ天王山第1ラウンド!! 日ハムは大谷先発!!

2016年9月21日 紙面から

きょうソフトバンク戦で先発しチームの勝利目指す日本ハム・大谷

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 パ・リーグは優勝争いが佳境に入り、21日から首位のソフトバンクと、ゲーム差なしで追う2位の日本ハムがヤフオクドームで最後の直接対決に臨む。第1戦はソフトバンクが千賀滉大投手(23)、日本ハムは大谷翔平投手(22)が先発。2連戦の結果によって、どちらかに優勝へのマジックナンバーが点灯する。

 日本ハムの大谷翔平投手(22)が20日、敵地のヤフオクドームで21日から行われる首位のソフトバンクとの2連戦(ヤフオクドーム)に、投打でフル回転することを誓った。先発する21日の初戦では打者を兼ねる“リアル二刀流”で出場し、2戦目では代打で待機する可能性が浮上。リーグ優勝を懸けた天王山の鍵を握るのは、やはりこの男だ。

 天下分け目の大一番。大谷は投手と野手両面で実力を出し切る覚悟だ。「これまでシーズンでやってきたことを継続していければいい。マウンドで一生懸命投げて、打席で一生懸命バットを振ればいい。出たところで一生懸命やればいい」

 今季、リーグ戦最後の直接対決。大谷の起用法について、栗山監督は「戦略、戦術は考え込んだ。体の負担を考え、むちゃはできないが、重要であることは間違いない」と話した。

 当日の体の状態によるが、初戦はDHを解除して「投手兼打者」として出場させ、2戦目には代打でベンチに待機させるプランを指揮官は検討している。優勝を左右する2連戦だけに、できる限りの打てる手を打ちたいというのが本音だ。

 大谷自身も投打で活躍するゲームプランを描いている。「長い回は投げたいという気持ちは誰でも同じ」。今季は守備に就くことが“禁じ手”なだけに、投打で活躍するためにはマウンドに長くいることが必要条件。多くの打席に立つためにも、快投で応えたい。

 投打での規格外の活躍を受け、この日はベストナインの投票規定が変更された。大谷は「そのためにはやっていない。次の試合にどうやって勝つかを考えている」と淡々と受け止めたが、今後の活躍次第では、投手と野手で前代未聞のダブル受賞の可能性も出てくる。投打で勝利に貢献し、タカ狩りを果たす。

 

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