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「エミアビ…」出演の森岡と前野「どの場面も全力」

漫才コンビ「エミアビ」を演じた森岡龍(左)と前野朋哉=東京都渋谷区で2016年8月17日、最上聡撮影

 「死」と「笑い」をテーマにした映画「エミアビのはじまりとはじまり」で、漫才コンビを演じる森岡龍と前野朋哉。実際、漫才日本一を決める「M−1グランプリ」の予選に出場し1回戦を突破した。「漫才をやると、よく食べてよく寝られた。高齢者の趣味に良く、『R(老人)−1ぐらんぷり』なんていいかも。マイクにたどり着くまで3分かかるけど」などと、インタビューの受け答えでも息のあった「コンビぶり」を見せる。「どの場面も計算のない全力。ただ事ではない、何か面白いものが撮れている実感があった」と撮影を振り返った。

     実道(森岡)は、相方の海野(前野)を、交通事故で亡くす。実道は、海野の車に同乗していた女性、雛子の兄で、先輩芸人の黒沢(新井浩文)に会いに行くが……という物語。

     黒沢が実道にネタを演じさせ、だめ出しで追い詰めるやり取りなど、鬼気迫る。役の上でいじられ続けた森岡は「いまだに壮大な『ドッキリ』の中にいる感覚。渡辺謙作監督の狙いは『森岡を壊す』だったけれど、狙い通り壊れちゃった。どうも、修復までは面倒を見てくれないらしい」と笑う。一方、「割合おいしいところを持って行った」という前野も「そういえば、暴行を受ける場面で本当にエルボーを食らってしまったのを忘れていた。すごい良いシーンが撮れた思いが先行していたので」。

     「M−1グランプリ」の2回戦に向け、今もカラオケボックスなどで練習を続ける。映画の不思議な世界観が現実にはみ出る。ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開中。【最上聡】

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