玉木宏が社会派ドラマ初挑戦「人の心の闇の部分、裏の部分が伝わっていけば」
2016年9月21日15時20分 スポーツ報知
俳優の玉木宏(36)が21日、都内でテレビ東京系主演ドラマ「巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲」(10月5日放送、後9時)の制作発表に出席した。
「ハゲタカ」シリーズの真山仁氏の長編小説「売国」が原作。玉木は、NHK連続テレビ小説「あさが来た」(ヒロイン・波瑠)の新次郎役以来のドラマ出演。幼児誘拐事件で成果を上げ、東京地検特捜部に異動を命じられた気鋭の検事・冨永を演じた。社会派ドラマ初挑戦に「地に足の付いた、映画のような(重厚な)作品。『検事=ヒーロー』のイメージが強いけど、表の顔だけではなく、葛藤しながら目の前のことに向き合っていく。人の心の闇の部分、裏の部分が視聴者に伝わっていけば」と話した。
「永田町のドン」と呼ばれる悪徳政治家役の仲代達矢(83)と対峙(たいじ)するシーンは見どころの一つ。仲代からは「真っすぐな役は難しいものだが、見事に演じられていた。素晴らしい突っ込みを受けさせていただいた。感心した」と賛辞を送られていた。
ロケット開発の現場で夢を追いかける研究者を演じた相武紗季(31)は「ここのところ、不倫や浮気の役ばかりだった。真っすぐで純粋な役なので不安はあったけど、『やらせてください!』と言って出演して良かった」と振り返った。