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SpaceFlier

写真で綴る、趣味と猫と旅行のノート

OM-D E-M1 MarkIIが予想を超えた進化ぶり

Camera&Lens OM-D E-M1

f:id:sfTKL:20160921125230j:plain via olympus.co.uk

世界最大のカメラ見本市フォトキナ2016に合わせてカメラ・レンズメーカー各社が意欲的な新製品の発表が相次いでいます。そんな中、ひときわ驚かされたのがオリンパス。

現行のフラッグシップモデルであるOM-D E-M1を使っていることもあり、今回発表されると言われていた後継機E-M1 MarkIIに注目していたのですが、予想を超える進化に度肝を抜かれました。

オリンパス ニュースリリース: AF/AE追従で最高18コマ/秒の高速連写を実現 ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII」を開発

主な特長

  1. 一瞬を切り取る高速連写とAF性能、AF/AE追従で最高18コマ/秒の連続撮影を実現
  2. 防塵・防滴・耐低温(-10℃)設計ながら小型・軽量、高い機動性と信頼性を両立
  3. 高速画像処理エンジン「TruePic VIII」&有効画素数2037万画素Live MOSセンサーによる高画質
  4. 進化したボディー内5軸手ぶれ補正+電子手ぶれ補正で安定した高画質、4K対応OM-D MOVIE
  5. 撮影領域を更に広げる静音モードなどオリンパスならではの充実の撮影機能

f:id:sfTKL:20160921130029j:plain via olympus.co.uk

この中で目を引くのは"AF/AE追従で最高18コマ/秒"です。プロモーション動画で見ると動体撮影に思いっきり比重を置いた進化なのだなとよく分かります。(シングルAFだと秒60コマとかミラーレスのメリットを存分に発揮しています)

ですが、ここにピックアップされていないのが不思議なぐらいに驚かされたのが「撮りたい瞬間をタイムラグなしで撮影できるプロキャプチャーモード」です。

シャッターボタンを半押しすると60fpsでプリキャプチャーを始め、全押しすると押した瞬間+前の14コマをRAWで記録できるとか。よくある「この瞬間だ!」ってシャッター切ったのに微妙に間に合ってなかったというシーンが減らせるワケですね。

他にも、各所で聞かれる不満点(AFL/AELボタンの配置やグリップサイズ、三脚ネジ穴の位置などなど)を細かく改善した少しマッチョになったボディも非常に良さそうで、しばらく様子見してから買い換えようと思っていたのですが、発売と同時に無印E-M1から乗り換えようかなという気になっています。(グリップ側が盛り上がっててシオマネキっぽい?)

あとはお値段次第というところ。無印E-M1の初値(14万円ぐらい)に抑えてくれると嬉しいのですが…

レンズもすごかった

同時に発表されたレンズ群も非常に気になります。あまり細かく書くとフラグになりかねないので、公式リリースのリンクを貼るにとどめますが、いずれのレンズもこれまでのM.ZUIKOレンズから一歩踏み込んだ感がありますね。

交換レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO | 交換レンズ M.ZUIKO PRO | オリンパス

交換レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 交換レンズ M.ZUIKO PRO | オリンパス

交換レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro | 交換レンズ M.ZUIKO PREMIUM | オリンパス

新型機発表の影で…

さて、新製品の発表で盛り上がっているところですが、新製品が発表されると前モデルの価格が下落するのも常。型落ちが確定した無印E-M1のPROレンズキットがamazon.co.jpで5,000円近く値下がりしました。

後継機が発表されたタイミングとはいえ、一般的な利用においてはオーバースペックな印象のE-M1 MarkII。これまで地道なファームウェアのアップデートがあり、発売当初から見ると別物と言えるほどに熟成された無印E-M1は、まだ2年ぐらいは不満なく使えるほどの十分な性能を持っています。

実際、私もAF関連の進化がここまででなければ、しばらく無印E-M1を使い続けようかと思っていましたし、動きの激しいスポーツや動物などを撮るのでなければ十分ありかなと思います。(レンズだけでも8万円と考えると非常にお得感ありますし)

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