後藤あゆみ、勝って高野人母美挑戦へ
「ボクシング女子・スーパーバンタム級6回戦」(21日、後楽園ホール)
東洋太平洋女子同級1位の後藤あゆみ(28)=ワタナベ=は20日、前日計量を55・2キロでクリア。相手のタイ人は54・7キロだった。
後藤自身はこの試合を、東洋太平洋王座挑戦の前哨戦と位置づけている。「会見の時に言った通りです。ただ、(渡辺)会長さんには『言っていいよ』と言ってもらっています。いつでもできるようにしておきたい」と力強い。
狙うのは王者・高野人母美()=協栄=の持つベルトだ。美人モデルボクサーとして先を行く存在は、ボクシングをやっていく以上、倒さなければならない存在だ。
後藤といえば、強烈な左ストレートが浮かぶが、現在は石原トレーナーにはボディー打ちの指導を受けている。「右も左もですね。ボディーで倒すのは目標でなく目的。絶対に、ということです。そうでないと石原さんも私も納得できない」と、必殺ボディーでのフィニッシュを狙う。
「試合の次の日、バスケットの青年大会があるんです」と、試合の助っ人として出場する予定。週一で通うバスケットボールの練習も「ボクシングに生きている」と言う。