民進党 新執行部発足 両院議員総会で了承

民進党 新執行部発足 両院議員総会で了承
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民進党の蓮舫代表は、党の両院議員総会で、政務調査会長に大串博志氏、国会対策委員長に山井和則氏をそれぞれ起用するなどとした人事案を示して了承され、新しい執行部を発足させました。
民進党は21日午後、両院議員総会を開き、蓮舫代表がすでに決定している野田幹事長を除く党役員人事の案を示しました。

それによりますと、代表代行に江田憲司氏、安住淳氏、細野豪志氏の3人を充てるほか、政務調査会長に大串博志氏、国会対策委員長に山井和則氏、選挙対策委員長に馬淵澄夫氏をそれぞれ起用するとしていて、人事案は了承され、蓮舫代表の下での新しい執行部を発足させました。

蓮舫氏は「来週から臨時国会が始まる。皆さんと一緒になって、安倍政権にしっかりと向き合って戦い、存在感を示して、国民から選んでもらえる政党にする第一歩にしたい」と述べました。また、細野氏は「衆議院の論戦の先頭に立って精いっぱい努めるとともに、党のすべての皆さんが実力を発揮できる環境を作りたい」と述べました。

大串政調会長「安心の好循環社会生む政策を」

大串政務調査会長は記者団に対し、「蓮舫代表が代表選挙で強く訴えてきた『人への投資』を重視し、安心をつくり、それが消費につながり、経済成長につながるという、安心の好循環社会を生むための政策を取りまとめていきたい」と述べました。

山井国対委員長「国民の生活守る国対に」

山井国会対策委員長は記者団に対し、「『国民の生活を守る国対』という方針で戦いたい。アベノミクスが行き詰まりを見せる中で、景気回復も非常に遠のいている。今まで以上に厳しく、徹底的に批判と追及をしながら、しっかりとした提案と対案を提示していきたい」と述べました。

馬淵選対委員長「選挙態勢の構築に注力」

馬淵選挙対策委員長は記者団に対し、「全国で民進党の選挙態勢がぜい弱になっていると痛感しており、態勢の構築に注力をしていきたい。衆議院の解散・総選挙が3か月後になるか、もう少し先になるか分からないが、先の参議院選挙での野党連携の成果と課題を検討し、対応を詰めていきたい」と述べました。