「エア記事」問題

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みなさん、こんにちは。

 

今日は昨日ヤフーでも取り上げられた「エア記事」について、私なりの意見を書きたいと思います。

 

私が書くことで逆に岩本さんをはじめとするフロムワンの皆さんにご迷惑がかかるかもしれませんし、このブログはアーセナル・ジャパンの会長をしている私が個人的にやっているものであって、公式サポーターズ・クラブの運営とは関係ないとは言っても、そうは考えてくれない人もいるかもしれません。

 

それでも見過ごすことのできない「大事件」だと私は感じます。

 

批判に対して説明をしていたらキリがないから余程のことがない限りスルーするのは、フットボール・クラブ、フットボール選手、メディアにとって当然のことです。

 

それをあえて反論する決断をくだし、反論した内容は以下のURL記事を読んで頂きたいと思います。

 

http://bylines.news.yahoo.co.jp/iwamotoyoshihiro/20160920-00062400/

 

それに対して田崎氏がツイッターで反論を繰り返しているのですが、「この方は本当にプロフェッショナルなのか?」と疑う投稿をしています。

 

 

記事にも書いていますし、ツイートもしていますが、サッカーキングが取材を依頼している記者に問い合わせをしても返事がないそうですけど…

 

「この方は本当にプロなのか?」と私に言わせてしまう、幼稚さ丸出しの考えです。

 

本来であれば、取材ルートについては、それぞれの媒体のトップシークレットであり(なぜなら、そこに各媒体ごとのノウハウがあるからである)、たとえ問い合わせがあっても明らかにするものではない

 

と岩本さんが反論記事に書いているのが全てです。

 

スペイン最大手新聞のトップ記者が、アジアの外れの自称マスコミ人からの問い合わせに返事を出すと思うプロが存在する事に驚きです。

 

考えてみてください。
あなたが日本の大手新聞社に「取材の信憑性を明らかにして欲しい」という内容の手紙やメールを出して、返事が返ってくるでしょうか?

 

日本では名の通ったメディアだろうとライターだろうと、スペイン大手新聞社のバルサ担当記者がいちいち相手にすることは絶対にありません。


相手にするのは、信用のある人や会社、もしくは彼らから紹介された後に連絡がある場合のみです。

 

このような関係性は、フィールドは違ったとしても、働いた経験のある人ならば誰でも容易に理解することができるはずです。

 

証拠を出して欲しいそうですが、ビジネス・パートナーとの関係には非常に気を使うことも、営業をした事のある人、している人を身近で見たことのある人なら知っているでしょう?

 

スペイン最大手の有名な記者に「捏造を疑われているから、捏造ではない証拠を出さないといけない」と連絡して…
田崎さんは満足かもしれませんが、フロムワンが失うかもしれない信頼の大きさって半端なくないですか?「私は信用されていないんです」と相手に伝えて、フロムワンに何の得があるんでしょうか?

 

 

一般誌からは支持され、専門誌からは批判
というのも多いに頷けます。

 

海外サッカーを扱う雑誌ほど、海外とのコネクションを持つことの大変さを知っているし、自分達の宝であり、財産だからです。

 

おそらくグローバルなフットボール・ビジネスというのが、いかに巨大なのかという自覚がない方なんですね、田崎さんという方は。

 

アーセナルとの繋がりは私の宝であり、財産です。
クラブはそれを知っているからこそ、公式サポーターズ・クラブの運営をすることをお金儲けに繋げられないようなルールを決めています。

 

今でこそ、各国に公式サポーターズ・クラブを設立するために窓口を設けていますが、公認を取り付けるに至るまで、私がどれだけの努力をしたのか、運に恵まれたのか…
こちらについては私事なので、機会があれば書こうと思いますが、みなさんが想像するほど簡単な道のりではなかったと断言できます。

 

一般誌の編集者さん達は、海外サッカーの巨大さを理解していないし、どれだけ高い敷居が… 絶対に登ればないほど高くて隙のない塀がめぐらされているのか知らないから、「証明」とか「確認」とか、気安く口にするのは間違いないです。

 

 

このバトルにNumberまで引きずりだすんでしょうか?
面白い。(笑)
出版元、文芸春秋なのに…

 

文春砲までは願わなくても、文春にパチンコ玉で攻撃して欲しいですね。

 

サッカーとは全く違うスポーツですが、特集号を出した際、署名入りのインタビュー記事を書かせて頂いたことがありますけど、そりゃぁ、驚くほどキッチリしてましたよ。「さすがNumber!」でした。

 

それにNumberって殆どが自社で取材した記事しか載せてないと思うんですけどねぇ?

 


ここからは私の個人的な意見ですが、発端となったメッシとのインタビューについて、
『今井氏からの要望は、「今後、メッシの日本でのメディア露出については、メッシの父親のホルヘ氏からの依頼によって、すべて我々が管理することになったので、メッシの連載を取りやめてくれ」というものだった。』

と書いていますが…

 

メッシのお父さんと知り合って日本の窓口を任された今井氏が、自分を通さないことに憤ったようですけど… ツッコミどころ満載じゃありません??

 

メッシはバルセロナの選手であって、お父さんの会社の社員ではないわけです。
(便宜上、個人の会社を設立してお父さんに社長を任せているにせよ、まずは「バルセロナのメッシ」が先にあっての個人事務所でしょ?)

 

マルカのバルサ担当記者が書いたインタビュー記事が捏造だと主張し、真実なら証拠を見せろと言うのなら、まずはご自分達が証拠を見せてはいかがでしょう?

 

メッシは父親から許可が出た相手にしか話をしないという証拠を。

 

バルサがリリースするインタビューも、世界中の他メディアも、お父さんが許可しないと受けないと有名なら話は別ですが、なぜ日本だけ「今井氏から依頼を受けた父親が許可したインタビューのみ」対応することにしたのか、ここまで他社を貶めるようなことを主張するのであれば、ビデオ・インタビューを掲載すれば良いじゃないですか?

 

正式な日本の窓口なんですよね?リオネル・メッシの。
他人からの返答を待つよりも、まずはメッシのお父さんに「日本の雑誌に掲載された記事は捏造である」と断定できる根拠を説明してもらった映像を流す方が早いですから、ぜひお願いしたい…と、私は思うんです。
(スマホを使ってビデオ電話すればいいだけなんですから、3分もかからないでしょ?)

 

そこまで自信を持って他人を批判するのなら、まずは自分が証拠を見せるべきではないんでしょうかね?
社会人の常識として。

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