「歩きスマホ」やめよう 駅利用者に呼びかけ 東京・浅草橋

「歩きスマホ」やめよう 駅利用者に呼びかけ 東京・浅草橋
k10010701431_201609211215_201609211218.mp4
21日から始まった秋の全国交通安全運動にあわせて、多くの観光客も利用する東京・台東区のJR浅草橋駅では、歩きながらスマートフォンを操作するいわゆる「歩きスマホ」をやめるよう地元の人たちが呼びかけました。
この呼びかけは、浅草などの観光地でも歩きスマホが増え、住民の間で事故への不安が高まっていることから、台東区町会連合会などが行いました。JR浅草橋駅前には住民のほか区役所の職員や警察官などおよそ60人が集まり、駅の利用者などに歩きスマホをやめるよう呼びかけるチラシを配りました。

台東区によりますと、浅草など区内の観光地では外国人を含め観光客が増えている一方で、地図を調べたりゲームをしたりするために歩きスマホをする人が増え、歩行者と自転車がぶつかるケースなどが起きているということです。

台東区町会連合会の黒田収会長は「昔は下町と言えば、みな顔を見てあいさつしたものだが、最近はスマホの操作のために下を向いて歩く人が多く、風情を感じなくなっている。4年後には東京オリンピック・パラリンピックもあるので、おもてなしの心で歩きスマホをやめるよう呼びかけを続けたい」と話していました。