ベイヤーダイナミックの最上級スタジオモニターヘッドホン「DT1990PRO」9月下旬発売

テスラ2.0ドライバー搭載の開放型

　ティアックから、ドイツのベイヤーダイナミック（Bayerdynamic）製スタジオモニターヘッドホン「DT1990PRO」が9月下旬に発売される。価格はオープンで、想定市場価格は7万2千円前後となる見込み。

　プロ仕様のスタジオモニターヘッドホンDT990の流れをくむモデルで、現行ラインナップの最上位機種として設計された。

　本機はテスラテクノロジーから開発された45mmテスラ2.0ドライバーを採用している。このドライバーは既発売モデルDT1770PROでも好評を博しているプロフェッショナル向けにチューニングされたもので、本機では開放型とすることでより奥行きのある音場表現力を獲得しているとしている。

　付属の交換可能なイヤーパッドは2種類が用意される。１つはマスタリングやミキシング時に低音域の表現を豊かにする「バランスド（色はダークグレー）」、１つは分析的リスニング用にニュートラルな音場表現を可能にする「アナリティカル（色はライトグレー）」とし、いずれもベロア製で快適な装着感が得られるデザインとしている。

　ヘッドバンドには柔軟なスプリングスチールが採用され、人間工学的なデザインで長時間の使用にも適した構造に仕上げられているという。生産は本国ドイツの工場でおこなわれ、熟練技術をもつエンジニアのハンドメイドで組み上げられているとのこと。

　片出し式のケーブルは、ロック機構を備えた着脱可能なタイプで、ミニXLRプラグにより接続される。アンプ側を3.5mmステレオミニプラグとした5mのコイルケーブルと3mのストレートケーブルが同梱され、6.2mm変換プラグも付属する。

DT1990PROの主な仕様
●型式：開放型ダイナミックヘッドホン
●ドライバー：45mmテスラ2.0ドライバー
●出力音圧レベル：102dB（1mW／500Hz）
●許容入力：200mW
●再生周波数帯域：5Hz〜40kHz
●インピーダンス：250Ω
●質量：370g（ケーブル含まず）
●付属品：コイルケーブル（5m）、ストレートケーブル（3m）、ベロア製交換イヤーパッド、キャリングケース