「NexusからPixelへ」のうわさが続くなか、Googleが今年の秋イベントを告知しました。

開幕プレゼンの開始時刻は現地時間で10月4日朝9時、日本時間では10月5日の午前1時(4日深夜25時)から。


Googleはイベントの内容について事前告知していませんが、秋イベントといえば例年は新型のNexusスマートフォンやタブレット、昨年では新 Chromecast 二種とPixel Cタブレットの発表がありました。



こちらはGoogleによるイベント予告動画。最初の横に長いバーと変形が何を意味しているのか想像させる判じ物のような動画ですが、縦長の長方形はそのままスマートフォンのシルエットと受け取って良さそうです。

Googleのスマートフォンといえば、長らく「エコシステムパートナー」と共同開発するデュアルブランドの Nexus シリーズが続いてきました。昨年9月30日のイベントではHTC製の Nexus 6P が登場しています。

しかし最近のうわさでは、Google はNexusシリーズを終了させ、今後はより独自色の強い「Pixel」ブランドに切り替えてゆくのでは、と囁かれています。

Pixel といえば、Chromebookが非力なハードウェアでもまあまあ使える業務用・教育期間向け格安PCといったイメージだった2013年、突如として12.85インチ2560 x 1700高精細タッチ画面にCore i5、LTE内蔵など異様なハイエンド仕様で投入された Chromebook Pixel からのGoogle独自ブランド。

昨年のイベントではNexusスマホと並んで、Surfaceのような高機能Androidタブレットが Pixel Cの名称で登場しました。



Google の CEO サンダー・ピチャイ氏はかつて、Nexusがパートナー企業とともにAndroidエコシステムの規範となる立場であるのに対して、Google内部のPixelチームはさらに新しい領域を開拓することが目的と語っていたことがあります。

こちらから想像すると、Nexus から Pixel は単なるブランド変更ではなく、最新ではあってもある意味無難なお手本であったNexusシリーズはAndroidスマートフォン全体の成熟で役割を終え、もっと独自色のある「攻めた」端末であるPixelに変更する意図とも考えられます。



それはそれとして、Pixelスマホのリークとされる情報も最近ではたびたび目にするようになりました。こちらはGoogleの新端末情報では実績のある Android Police が掲載した、Pixel (5インチ?) / Pixel XL (5.5インチ?) の背面とされる写真。

製造はHTCで、背面中央に指紋リーダーを備えるようです。ほかのうわさとしては、アルミとガラスの筐体、最新のSnapdragonプロセッサに4GB RAM搭載、ソフトウェアも含めてAndroid標準より独自色が強く、価格は Nexusよりも上がって他社のフラッグシップスマホ級になる、など。

アップルの iPhone 7 / 7 Plus が3年間変わらない外見ながら初の防水防塵や新方式カメラ、日本向けにはFeliCa対応など着実な新機能で人気のなか、また爆発騒ぎで世界的リコールのサムスン Galaxy Note7 も端末としての評価は過去最上級の状況で、なるほどNexusではなくPixelにふさわしい驚きの先進的スマホだ、と言われるような中身に期待したいものです。

Pixel / Pixel XL (仮)以外にも期待されるのは、先にGoogle I/Oで発表されていた高精度バーチャルリアリティ規格 DayDream に対応した独自のVRヘッドセット製品。Googleは他社製のスマートフォンも含め、高精度センサやディスプレイなど仕様を満たした端末にDayDream対応のお墨付きを与えるほか、スマホ合体式ではない単体VRヘッドセットの登場も予告していました。

さらに、3年ぶりのNexus 7後継タブレットや、Chromebookの新製品、あるいは4K対応の新Chromecast やスピーカー、OnHubルータなどなど、Google製デバイスの可能性はいくらもあります。

発表イベントは10月4日、日本時間では10月5日の午前1時から。Googleはイベントに先立ち、madeby.google.comなるアドレスで予告ページも開設しています。今のところ中身はスマートフォンのような長方形に自然や日常の美しい写真、日付、そして通知メールの登録フォームのみ。なにかヒントが隠されているかもしれません。
Google、10月4日に発表イベント開催。純正スマホPixelやDayDream VRヘッドセット登場?
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