「孫の面倒を見るのは好き 親には不満も」祖父母調査

「孫の面倒を見るのは好き 親には不満も」祖父母調査
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孫の面倒を見ている祖父母の8割が、「面倒を見るのが好き」と答えた一方、孫の親に対しては、およそ4割が”感謝が足りない”など、不満を感じているという調査結果がまとまりました。
この調査は、ことし3月シニア向けの旅行関連会社が、孫がいる50歳以上の人を対象にインターネットを通じて行い、「孫の面倒を見ることがある」という全国のおよそ1100人が回答しました。
それによりますと、「孫の面倒を見るのが好き」という祖父母は84%で、「面倒を見るのは好きでない」と答えたのは1%足らずでした。
面倒を見るのが好きな理由は、「孫が好きだから」「面倒を見るのが楽しいから」などを挙げるケースが目立ち、孫との時間を楽しんでいる様子がうかがえました。
ところが、面倒を見るにあたって、孫の親に「不満をもったことがあるかどうか」尋ねたところ、39%が「ある」と答えました。
その理由を複数回答で尋ねたところ、「感謝の気持ちが感じられない」が最も多く38%、次いで、「孫を甘やかしすぎている」が29%、「遠慮がなさすぎる」が27%などとなり、孫の親に対して、厳しい意見を持っている祖父母も目立ちました。
結果について、東京・巣鴨で聞いたところ、孫の面倒を見ているという人たちからは、「娘は私に孫を任せるのが当たり前と思って出かける。孫育ては楽しいが、大変なこともわかってほしい」といった声や、「孫を預かったが親が迎えに来たのは夜の10時だった。孫もかわいそうだ」などといった声が聞かれました。