覚醒剤25億円分密輸の疑い 台湾出身の2人逮捕

覚醒剤25億円分密輸の疑い 台湾出身の2人逮捕
k10010698581_201609201515_201609201516.mp4
覚醒剤およそ40キロ、末端の密売価格で25億円分を台湾から国際郵便で密輸したとして台湾出身の男女2人が逮捕され、警察は背後に大がかりな密輸組織があると見て調べています。調べに対し、2人は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、いずれも台湾出身の洪小玲容疑者(51)と、王凱正容疑者(32)で、警察や税関によりますと、先月下旬、覚醒剤およそ40キロ、末端の密売価格でおよそ25億円分を台湾から国際郵便で密輸したとして、覚醒剤取締法違反の疑いが持たれています。

これまでの調べで、覚醒剤は底の部分が二重になるように細工されたおよそ180個のリュックサックに隠されているのが税関のX線検査などで見つかったということです。その後、リュックサックは横浜市内のホテルに送られ、2人はそれを受け取りに現れたところを逮捕されました。

税関によりますと、国際郵便を使った覚醒剤の密輸事件では過去最大の押収量だということで、警察と税関は、背後に大がかりな密輸組織があると見て調べています。

警察の調べに対し、2人は「リュックサックは輸入したが、中身は知らなかった」などと容疑を否認しているということです。