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公明党独自調査から「シアン化合物が検出」

豊洲市場の水産卸売場棟の地下。盛り土がされず空間が広がっている=2016年9月7日撮影、共産党都議団提供

環境基準は「検出されないこと」

 東京都議会公明党は20日、豊洲市場の水産卸売場棟の地下で採取した水から1リットル当たり0.1ミリグラムのシアン化合物が検出されたと発表した。公明党が分析を依頼した調査機関で検出できる最低値。環境基準は「検出されないこと」と定めている。都は17日、シアン化合物を「不検出」とする水質調査結果を発表しており、公明党は再調査を求める。

 公明党は14日、水産卸売場▽青果▽水産仲卸売場−−の3棟で地下水を採取。シアン化合物以外は1リットル当たり0.001〜0.006ミリグラムのヒ素(環境基準値は0.01ミリグラム)が検出された。

 有害物質に詳しい浦野紘平・横浜国立大名誉教授(環境安全管理学)は「現場の地下水はアルカリ性のためシアン化合物が気化して毒性ガスが出ることはない」としている。【林田七恵、阿部亮介】

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