アニメなどの作品の舞台となった土地を観光する、いわゆる「聖地巡礼」と呼ばれる旅行スタイル。テレビアニメ「ふらいんぐうぃっち」(原作・石塚千尋さん)の題材となった弘前市でも、今春からの放映を境に舞台巡りを目当てにした観光客が増え“魔女効果”が着実に表れている。作品に登場したことで来場者が2倍になる施設もあり、作品に絡めて展開する各種取り組みも奏功。観光関係者は「予想以上の反響」と話している。
 「喫茶コンクルシオ」として舞台になった藤田記念庭園喫茶室は、登場した6月の放映回後に来店者が増加。6~8月でみると、昨年度が5880人だったのに対し今年度は1万2074人と2倍以上の入り込みとなった(弘前観光コンベンション協会調べ)。設定画展(7月29日~8月30日)を開催したまちなか情報センターでは、8月の来場者数が6664人と、2014年度比468人増。アニメ「ラブライブ!」のねぷた展示が入り込み数をけん引した昨年度からは数を落としたものの、一定の効果を上げた。
【写真説明】ふらいんぐうぃっち効果で来店者数が急増した藤田記念庭園喫茶室

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