東京大の医学系と生命科学系6研究室が発表した論文計22本に捏造(ねつぞう)や改ざんなど不正の疑いが指摘された問題で、東大は20日、予備調査の結果、疑いを否定できないとして全ての論文を本格的に調査することを決めた。過半数の学外有識者を交えた調査委員会を30日以内に設ける。東大の研究室を主宰する教授6人が関係する研究の不正疑惑が一度に本格調査に入るのは極めて異例だ。
匿名の告発文が8月中に2回届き、東大が学内委員会で予備調査をしていた。対象論文は、生活習慣病などに関係する基礎研究の成果。医学系の教授5人と生命科学系の教授1人がそれぞれ責任著者となり、2003年から今年までに英科学誌ネイチャーなどの有力誌に掲載された。告発文は、これらの論文のグラフなどの図版を検証した結果、不自然な点が多く見つかり、基になったデータが存在するか疑わしいものもあるなどと指摘している。
東大の学内規則によると、本調査は関係者からの聞き取りや実験試料の分析などを実施し、調査委の設置から原則150日以内に不正行為の有無などの結論を出すとしている。
東大広報室は「本調査の開始が不正行為を認定するものではない」と説明している。【千葉紀和】
Yahoo!ニュース特設ページ
-
1
月を作った地球への隕石衝突、予想以上の恐るべき衝撃だった:研究報告より sorae.jp 9月20日(火)11時0分
-
2
2000年前の人骨、「アンティキティラ島の機械」の沈没船で発見 AFP=時事 9月20日(火)10時10分
-
3
ボーイングとサーブ、米空軍の次期ジェット練習機「T-X」案を公開 sorae.jp 9月14日(水)13時20分
-
4
孤立無援?H3ロケットは2020年ロケット五輪で勝てるか ~ファルコン9炎上、ロケットビジネスの行方(後編)~ sorae.jp 9月15日(木)18時59分
-
5
エイっぽい米次世代ステルス爆撃機「B-21」、愛称は「レイダー」に決定 sorae.jp 9月20日(火)15時1分
TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画
暗闇で光るサメと驚くほど美しい海洋生物たち
波のほんの数メートル下で、海洋生物学者であり、ナショナルジオグラフィックのエクスプローラーかつ写真家のデビッド・グルーバーは、素晴らしいものを発見しました。海の薄暗い青い光の中で様々な色の蛍光を発する驚くべき新しい海洋生物たちです。彼と一緒に生体蛍光のサメ、タツノオトシゴ、ウミガメ、その他の海洋生物を探し求める旅に出て、この光る生物たちがどのように私たちの脳への新たな理解を明らかにしたのかを探りましょう。[new]
読み込み中…