日本版は海外版と異なり、ハードウェアが「日本専用モデル」となったiPhone 7 / Plus。背面にはその象徴ともいえる「総務省指定」の印字が刻まれています。

これは近接無線技術のFeliCaに対応したことが理由ですが、総務省の高市早苗大臣は9月20日の記者会見で『画面に表示することも含めて検討していきたい』述べ、将来的には技適マークなどと同様に画面表示へ対応させることに前向きな姿勢を示しました。

電波利用を監督する総務省では、電波を発生する高周波設備について、本来は電波法にもとづき個別の設置許可が必要であるところ、一定の条件を満たすことで不要とする制度を運用しています。

iPhone 7 はタッチしてピッとする「誘導式読み書き通信設備」にあたり、この制度では表面の見やすい箇所に、一定の大きさで「総務省指定 第X号」「MIC/KS」の表示をすることが求められます。このため、日本版 iPhone 7 (Model A1779) は総務省指定 MIC/KS 第EC-16007号、iPhone 7 Plus (Model A1785)は第EC-16006号と背面中央に印字があります。

iPhone 6s / SEまでは存在しなかったこの刻印について、ユーザーからさまざまな意見が飛び交っています。これを管轄する総務省の高市早苗大臣は、9月20日の閣議後の記者会見で「かっこ悪いと言われてしまうと、大変がっかりでございます」とコメント。

そのうえで『分かる場所に表示をしていただくことであればいいのかなと思いますが、画面に表示することも含めて、関係者の御意見も伺いながら検討させていただきます』述べ、今後は技適マークなどと同様に、画面表示での対応も検討すると表明しました。時期は明言していませんが、FeliCaを搭載する次期iPhoneでは印字が廃されるのか是非注目したいところです。


▲高市早苗総務大臣(ことし3月のAMDアワード授賞式登壇時の写真)

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