地震発生地の慶州市 「特別災害地域」指定へ=韓国政府

【ソウル聯合ニュース】韓国国民安全処は12日の地震で被害を受けた南東部の慶州市を「特別災害地域」に指定する方針を20日、明らかにした。

 慶州市では12日、韓国の観測史上最大規模となるマグニチュード(M)5.8と5.1の地震が相次いで発生。同市などによると、地震により48人が負傷し、建物の破損など4438件の被害届があった。

 朴槿恵(パク・クネ)大統領は20日、慶州市を訪問し、同市を特別災害地域に指定することを検討するよう指示した。

 同処はこれまでの被害調査結果などを踏まえ、慶州市の被害規模が特別災害地域の指定条件を満たしていると判断。中央安全管理委員会の審議を経て、朴大統領に指定を要請することにした。

 特別災害地域に指定された場合、地方自治体が負担する復旧費用の負担が軽減され、被災者は各種の税金や公共料金の減免措置などを受ける。

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