2016-09-21

映画を斜めな感じで見てしま

ヨーロッパ旅行に行こうと高校時代に仕方なく連んでいたブサイクな友人に言い出してしまい引けない。

まり治安がよろしくないというスペインに行くか、治安比較的マシなオーストリアに行くかというのかというので迷ったりしている。

スペインアニメ聖地を見るのとピカソを諸々見たいという気持ちがある。

オーストリアではクリムトの絵が見たいのだ。

クリムト関係する映画でも視聴しようということで、アマゾンビデオで500円を払い『黄金のアデーレ 名画の帰還』という映画を見た。

内容は、オーストリアユダヤ系金持ち一族であったアメリカ在住の婆さんが伯母の肖像画であるクリムトの絵「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I」をオーストリア政府から裁判で取り返すという実話に基づいた話だ。

どうして、オーストリア政府が所蔵していたかといえばナチスに取られてそのままオーストリア政府の所蔵になったかである

この時点でわかりやすい。

婆さんが善でオーストリア政府ナチスが悪い者扱いである。

善悪がはっきりしていて正直イマイチであった。

まぁ、クリムトの絵を取り返す目的を婆さんは劇中で「カネのためではない」と何度も何度も言うが実際にはカネのためだろう。

なんだかんだ個人的に印象的だったのは、婆さんが若い頃のオーストリアでの優雅暮らしである

こりゃ、一部のユダヤ人金持ちで嫌う人間が出てくるのも良く分かる。

クリムトに絵を描かせたり、ストラディバリウスチェロやらを持っておりデカイ家に住んでいるのだ。

まぁ、なんというか映画見方がずれているのだろうか。

斜めな感じに見てしまう。

一方的な善というのは気持ちわるく感じるのだろうか。

結局、クリムトの絵を見に行くためだけにウィーンに行くのはやめた。

ヨーロッパに行って、いろいろ見るよりもひどいニキビ跡や汚い容姿をマシにするための整形代に充てたほうがいいという考えが強まるばかりだ。

まぁ、酷く深いニキビ跡やらが良くなる保証はないし容姿がマシになるかもわからない。

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