2016年9月20日、韓国・ニューシスによると、天気予報の誤報が続き批判を浴びていた韓国気象庁が、国民の命に直結する災害である地震に関する予測についても「正確性に欠ける」と指摘を受けている。
19日午後8時33分ごろ、韓国・慶尚北道慶州市付近でマグニチュード(M)4.5の地震が発生した。慶州市付近で12日に発生したM5.8の地震の余震とみられている。本震に比べると揺れは弱かったものの、全国各地で揺れが感じられるほど強い威力だった。そのため、慶州市をはじめとする慶尚北道の住民らの不安は最高潮に達している。
韓国気象庁は今回のように強い余震が発生することを予測できなかった。気象庁は本震発生後に「余震は3〜4日後に終わる」と発表したが、その後も余震が続くと、「余震はいつまで続くか分からない」と予測を修正した。しかし、「強い余震は発生しない」と強調していた。そのため、市民らからは「気象庁の予報能力を全く信じられない」と批判の声が相次いでいる。
この報道に、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。
「韓国の気象庁には専門家がいない。何も期待するな」
「国民の税金で高いコンピューターを買っているに…」
「同日午後の天気も当てられないのに、地震を予測できるわけがない」
「地震は日本の助けを借りるべき」
「日本は余震の強さや回数をむやみに判断しないらしい。地震は予測できないものだから」
「国民全員で大きなセウォル号に乗っている気分。セウォル号惨事では、『安全だ、何事も起きないから動かずに待機しろ』との指示に従った子どもたちが犠牲となった」
「気象庁の無能さは地震よりも恐ろしい」
「M4.5は強い余震に含まれるのかな?」(翻訳・編集/堂本)