全国のコンビニエンスストアなどのＡＴＭであわせて現金１８億円余りが不正に引き出された事件で警察は名古屋市の店であわせて現金１２０万円を不正に引き出したとして指示役とみられる２７歳の男を新たに逮捕しました。
男は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは愛知県春日井市の職業不詳梶田龍之介容疑者（２７）です。
警察の調べによりますと、梶田容疑者はことし５月、名古屋市守山区の４つの「セブンイレブン」のＡＴＭで偽造されたクレジットカードを使い、現金あわせて１２０万円を引き出したとして盗みなどの疑いが持たれています。
梶田容疑者は指示役とみられ、この事件で、すでに逮捕・起訴されている２１歳と２０歳の男を事件当日に、春日井市のコンビニエンストアに集め、偽造カードを渡したり現金を回収したりしていたということです。
名古屋市千種区の店で偽造されたクレジットカードで現金を不正に引き出したとして逮捕・起訴されている別の男２人も梶田容疑者に指示されたと供述しているということで、警察は詳しいいきさつを調べています。
警察によりますと調べに対して、梶田容疑者は「知らない」と容疑を否認しているということです。