それ以外の選択肢、いっぱいあると思うので
さて、そろそろテレビなどでハロウィンの話題が出始めました。USJやディズニーランドなどもハロウィンイベントが始まってますし、ディズニーランドもディズニー・シーも9月9日から「ディズニーハロウィン」ということでイベントが始まってます。でも年パス持ってても入場除外日があるからご注意ね。
【入場除外日】USJの年間パスって使えない日があるのか!!! - あれこれやそれこれ
ディズニーはミッキーマウスを始めとしたディズニーキャラを仮装させたりおばけなども陽気で明るく楽しいイベントのイメージを出してきてるんですよね。カップルでも楽しい、家族でも楽しい、全年齢OK!っていう感じのイベントにしてあります。
ところが、大阪のUSJ。これはハロウィンなの?ということになってますね。
昼間は仮装イベントをやっているものの、メインを夜にして「ホラーナイト」というUSJ全体をまるでお化け屋敷にしたかのようなイベントっぷり。
15周年のハロウィーン・ホラー・ナイトは、スケールもバリエーションもやり過ぎ!
初登場「Jホラー・エリア」の背筋も凍る恐怖から、史上最悪のサバイバルに大絶叫するストリート・ゾンビまで。
さらに、超絶ヤバイ強要型メイズに、殺人鬼たちが容赦なく襲いくるホラー・メイズも登場!
絶叫リミットを崩壊させる、最恐ホラーのフルコースに、興奮がとまらない!
いや、これもいいんですよ。USJの中だけの話ですから。ゾンビが出ようがおばけが出ようが全然かまわないんです。「USJの中の世界を満喫する」ことは楽しい。僕もUSJに行ったことがありますけど中は別世界で日常を忘れて楽しむことが出来たし。
そこでしか見られないイベントで、そこでしか味わえない楽しさを楽しむ、有意義な時間だと思います。年齢もなにも関係なく。
そういえばハロウィンってなんだっけ
僕が子供の頃にはハロウィンという行事はありませんでした。というよりもおそらく、あったとすればクリスチャンで外国の行事などを普段から楽しんでいた方なんじゃないかなと思います。
なんだか日本独自の風習になりつつあるハロウィンはこんな感じ。
- 仮装して繁華街をうろつく
- 交差点を占領して大騒ぎをしてDJポリスが活躍する
- 女性は可愛いお化けなどに変装したりする
- 男性は奇天烈な服装やゾンビなどびっくりするようなメイクなどもする
- 都会では賑わってるけど地方はまったく興味なし。東京は楽しそうだけど大阪は「なにそれハロウィンっておもろいん?」くらい冷めてる
さて、本来のハロウィンってなんなのでしょう。いろいろ探してまとめてみます。
- 10月31日~11月2日が本当のハロウィン、11月1日がキリスト教の万聖節で、その前日からハロウィンが始まる(日本の正月みたいなもの。大晦日、正月、三が日的な)というのはキリスト教的な考え方
- 古代ケルト、ドルイドの信仰によると10月31日は夏の終わりで冬の始まり、この日に死者の例が家族を訪ねてくる、それと一緒に邪悪なものも降りてくるので身を守るために仮装をした、というのが最初の起源っぽい。
- キリスト教が広まるにつれ異教徒の祭りの上から聖人の誕生日などをかぶせて「キリスト教の祭り」として飲み込んだとも言われる。
- キリスト教の中でも大英帝国圏(アメリカ、カナダ、ニュージーランドなど)はハロウィンの風習が広く伝わっている。逆にカトリックの多いヨーロッパ圏(イタリア、スペイン、ポルトガル、その植民地となった歴史がある中南米など)はハロウィンは楽しまず、あくまでも聖人の誕生日などを祝うのみが多い
- 目や鼻、口などをくり抜いたかぼちゃをランタンにた「ジャック・オー・ランタン」は悪霊を怖がらせて近寄らせない役目があるとか。スコットランドやアイルランドの伝承によると、死んだのに地獄の入り口で追い返されてしまい生と死の間をさまよう老人(ジャック)はかぶの中をくり抜いてランタンにし生死間をさまよったらしいが、それがアメリカに移ると手に入りやすいかぼちゃに変化したらしい。
- 悪霊に取り憑かれないために人間が恐ろしいものに変装するという考え方から子供を中心に仮装するようになった。英語圏の「トリック・オア・トリート」はお菓子をもらえる子供たちと子供たちのためにおやつをたくさん用意して待っている大人とのふれあいのイベントとして双方楽しみにしていたりする。
このあたりでまとめてみると
古代ケルト人の年末年始のお祭りをキリスト教がイベントとして吸収したもの、仮装したりパーティをすることで楽しみ、子供たちと大人がお菓子の受け渡しなどで楽しい時間を過ごしたり、かぼちゃをくり抜いた顔などを飾ることでお祭りムードを高めるもの。でもキリスト教の中でも行事として定着しているもの、していないものがある。
こんな感じでしょうか。で、日本はというと・・・
これらの英語圏、ヨーロッパ圏の「ハロウィン」という風習の中からお祭りっぽい部分の仮装とイベントで楽しもううまい汁を吸おうという大人による思惑がテレビなどによる拡散で若者を中心に受け入れられ、広がりを見せているという感じ。
ということでね、やっと本題ですよ。
わざわざ血まみれの仮装する必要はなくない?
ここ数年、ハロウィンの仮装で楽しんでいる人達をテレビで見かけるんです。まあメイクを含めいろいろと手の込んだことをして偉いなぁと思う反面、「血まみれ」だけはちょっといただけないな、なんでわざわざ血まみれの仮装をする必要があるのかなと思うんです。
「血」ってやっぱりショッキングなものだし、見て気持ちがいいものではない。それが映画であったりUSJなど「限られた世界」の中でならまだわかるんですが、公の道を堂々と血まみれで歩く、というのはちょっと当事者以外の人からすれば異様に思うんですよね。僕だったら「どうしたの?大丈夫?頭から血出てるよ?」ってもしかしたらティッシュで拭いてあげるかもしれない。お年寄りなどハロウィンを知らない人が見ればもっとびっくりするかもしれないじゃない。
仮装するなら仮装するでもっと楽しい仮装もあるだろうし、もっと奇抜な大胆なエクセントリックな(英語にしただけだろと)傾いた仮装もあるわけじゃないですか。
うん、これでコンコンするのもいいと思う。
できればでいいんですけど、血が出ない方向でお願いします仮装する人。Love&Peace。