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きよねこ

学んだこと、考えたことを書いています。

シェアハウス入居者を強制退去

ゲストハウス/シェアハウス

一人の入居者を強制退去した。
過去、5,6年のシェアハウス運営歴で強制退去したのは5人くらいだと思う。

それだけヤバいやつだったのか?と言われると、実はそうでもない。
メンヘラ女子がリストカットして止めようとした人の首を刺したり、警察が来てつかまったり、滞納ばかりしたり、男に二股されたから七階から飛び降りたいり、色々な人たちがいたが強制退去させていない。

この人を強制退去したのは、ただ僕が気に入らなかった、それだけだ。

強制退去した人物

Aさん。42歳。男性。
離婚歴あり。 前科あり。
父は公務員。役所。
立教大学→立教大学院→上場企業勤務→逮捕→現在 おっパブの店員 アルバイト2年
ドミトリー部屋。(ドミトリーは相部屋。寮、タコ部屋)

建前の理由

ゴミが多いことを理由にした。
実際にゴミが多すぎた。

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ベッドまわりにあふれ、食べかけ、飲みかけは置いたまま。
よく倒してはこぼす。

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退去させたときは知らなかったがNTTの接続器と無線ランはこいつが要因だと思っている。

www.catkiyo.com

内覧があっても、汚くて、見ただけで帰ってしまった人もいる。
そのことを言っても自分の非は認めず、掃除しとくとは言って、行うが汚いまま、そして少しはまともになっても2,3日で元に戻る。
何度も何度も掃除するように言った。何度も何度も。

改善が見られないということで退去通知した。
害のが多いと判断した。

入居した当初は色々と協力してくれたが、今は何もしてくれない。
面倒、意味がないと思ったのだろう。
正しいともいえるが、今も当時のように協力してくれることがあったらメリットがあったのと情の部分で退去通知にはなっていなかったのは断言できる。

本当の理由は一年前の復讐にある

僕が彼を退去させた本当の理由は一年以上前にさかのぼる。
僕の勤務先の嫌がらせの電話をしてきた。

学童保育に電話が来た。
僕が人殺し、あることないことを言ってきた。

当初は子供の保護者だと言っていたそうだが、お名前を聞いても答えなかったそうだ。
保護者なのにこちらの施設についても答えれない。
つまり保護者ではないということだ。

僕のところに知らせがあったのは一か月後くらいだった。
僕に辞めてもらいたくなくて、伏せていたそうだ。

電話口の声は40代くらいの男性だと言っていた。

疑う理由

僕がAを疑うにはいくつかある。

1、当時、僕と彼は言い合いしていた、揉めていた

当時、言い合いしていた。
内容ははっきり覚えていない。

シェアハウスの中にある個室を運営したい、好きにやりたいと彼が言ってきた。
つまりシェアハウスの中にシェアハウスがある、その個室はドミトリーにしようが、どう利益取ろうが彼の自由、固定費だけこちらに収めたら良い、という条件だった。

普通なら引き受けないが、僕は承認した。
ところがいざその場面になると彼が条件の変更言いだして、辞めると言ってきた。
すでに個室は空室にしようとしていた。

準備は始まっていたのだ。
僕はこういうふうに言うことをコロコロ変える人が嫌いなのである。
考えていたことが変わるのは人ならあることだが、相手ありきの約束だと自分の都合だけで変えていい問題ではない。
仮に自己都合で約束を破るなら、何かしら相手には迷惑をかけた代償を払うべきだ。
それが俺の住む世界のルールであって常識だ。

こういうことがあって陰険な雰囲気だった。

あとエアコンの温度設定についても揉めていた。
これは本当は揉めていたわけではない、彼が何か理由をつけて文句つけたかっただけだ。
寝ているのにノックして文句言いに来るのもわざとだ。
僕が寝ている時間帯はわかっているはずだし、そもそもうちではノックは起こしてしまうので禁止にしている。

2、勤務先を知りえるのはシェアハウスの人間だけだった。

職種と勤務先の場所を教えたのはAだけだ。
前にバイクで送ってもらったときに教えた。

ただ僕が捨てるゴミを漁れば他の住人も知ることができるので、ここではシェアハウス全員が容疑者だと書いた。
ネットには子供関係の仕事をしていると書いていたが、だからといってピンポイントで電話できるわけがない。

知り合いに学童の仕事をしていることを話したことはない。
親しい仲であってもだ。
これは僕の性格だ、その仕事はその仕事、別の仲は別の仲、仕事を聞かれても答えることのが少ない。
この癖のせいで、僕は怪しい仕事をしているとブロガーの間で噂を広められたことがあった。

話は戻して、よって容疑者は必然的にシェアハウスメンバーになる。

3、電話の声が40代

電話を受けて会話した人が言うには男性40代だと言っていた。
電話口の声などは正確ではないが、情報のひとつだ。

当時、シェアハウスにいた40代は彼だけだった。
次に年齢層が高いのは30代前半の男性だ。

4、Aは休日だった

電話をかけた日はAの休日だった。
木曜だったかな。

A以外にシェアハウスメンバーで平日、木曜が休みの人間は誰もいない。
電話をかけた時間はうろ覚えだが、午後から16時の間だったような気がする。
はっきりわかるのは普通の人が仕事を終えている時間帯ではないということだ。

もちろん、もしかしたら、普段とは違って木曜がお休みになった人間もいるかもしれない。
ただ最も電話できる状況、可能性があったのがAだ。

話の内容を知りえるのはAだけだった

電話で言った内容には事実無根もあれば、身に覚えがあるのもあった。
その事実は僕が彼に話した内容だ。
シェアハウスメンバーだと彼以外に話していない。
シェアハウス以外だと数人知りえる人はいる。

別の可能性

あらゆる可能性は考えておかないといけない。
別の可能性としては、A以外の他のメンバーがゴミを漁り、勤務先を特定する。
知り合いのおっさんに電話させて嫌がらせしたという可能性も考えた。
話の内容はAがそのメンバーについ話をしてしまったものがある。

その内容を聞いて、それも電話口で言った。

これなら他のメンバーが犯人の可能性もある。

最も怪しい容疑者

ただ普通に考えて最も疑わしい人はAだろう。
あらゆる条件を考慮して、当てはまるのはAだ。

話をした内容、休日、電話口の年齢、勤務先把握、これらを統合的に考えて、かなりの高い可能性でAだ。

とぼけたAに憎しみが芽生える

証拠はない。
追及はしなかった。
今、思えばしても良かったかもしれない。

ある日、別に夜勤を始めた。
何の仕事をしているのか聞いていたのだ、そこで僕は「また嫌がらせの電話でもする気か?」と言った。
彼はとぼけた。
僕は何も言わなかった。

それから何度か同じことをした。
もっと追及しても良かった。
上記のように一つ、一つの条件を考えてお前しかいないだろうと言って良かった。

ただしなかった。
とぼけるのはわかっていたからだ。
僕は謝罪さえしたら水に流すつもりだった。

僕はたいていのことは一度、謝罪したら許す。
でもあいつは謝ることはなかった。

この日から一年以上が過ぎても僕の心の中では憎しみが芽生える一方だったのだ。

あいつのバイクを見れば、配線を切ろうか、タイヤに穴あけようか、と思うこともあった。

僕は自転車のタイヤを三度、穴あけられ、つけていてライトは怖さ、自転車を止める器具はぶっ壊され、合計5回以上、誰かに何かされている。
これは彼がやったという条件はないのだが、ただ僕の中ではあの日のことを考えたら彼を疑ってしまう気持ちになるのは仕方ない。

実際には誰がやったかはわからないが、止めている自転車は他にもあるのに僕のだけ狙われるというのは近隣より身内だと思った。

仕事としても害でしかない存在

あれから会話はしても、心の中では許すことができない気持ちがあった。
こんな顔して話しかけてくるが隠れて嫌がらせをするクズ、うそつき、背後から刺す男。。。
一年以上、一緒に暮らしながら想いつづけた。
だからといって証拠もなく、理由なく退去させることもできない。

ある日、内覧があった。
彼のベッドまわりを見て、その内覧者は他を見ることがなく帰った。
僕も見た。

彼のベッド近くはパッと玄関からだと障害物があって見えないのだが、それを超えてみたのだ。
それは画像のとおりで汚かった。

ああ、こいつはこうしていまだに俺の邪魔をしているのだ。
俺の感情に関係なく、シェアハウスの運営としても、こいつの存在は消し去るべき、邪魔でしかない、害でしかない。と悟った。
これまでは個人の感情と仕事としてのシェアハウスを混ぜてはいけないという気持ちもどこかにあったので踏ん切りがつかなかったのだ。

退去通知を出した。

「二か月かかってもいい、最悪、月末の12月でもいい。」と伝えた。
彼と話し合うことになり、彼は来年の4月に東京を離れたいからそれまでいいか、と言ってきた。
私は承諾した。

ただその後、また言うことを変えてきた。
退去準備を始めた。

一か月後に出ることになった。
僕としてはうれしい限りだが、こういうコロコロ意見を変えるところが不愉快だ。

申し訳ないけど、みたいな一言や態度がない。

おそらく延ばせるだけ延ばせば、僕の気持ちが変わると思っていたのだと思う。
そういうことを聞いてきた。
「もし、来年の四月になったら絶対出なくちゃいけないの?掃除して綺麗にしていたら出なくてもいいの?」みたいなことをずっと言ってきていた。

ゴミが消えた

退去した。

ふとんはライターで燃やされていた。
弁償は何故かカバーだけだった。
彼の言い分は謎だった。
「消耗品だからいずれは遅かれ早かれ穴やぼろくなる、他の人の布団だって、ボロボロじゃないか」

いやいや、お前はライターで燃やしたのだから他の人と一緒ではない。
それに壊した、ボロボロにしたやつが言うことではない、それを決めるのはされた側の僕が決めることだ。

でも弁償は請求しなかった。
無理に言えば払うのはわかっていたが、こういうときは何を優先させるべきかをわかっていた。
金より、縁を切ることだ。

不思議

ゴミが退去してから洗濯機、ネット接続器、無線ルーター、電子レンジ,ガスコンロが壊れた。
何故だろう?

ネット接続器は液体が要因で、飲み物こぼしてぶっかけていたAが疑わしい。
無線ルーターは電源すらつかないので同じ状況だと思う。

NTTネット接続器は無料だが、無線ルーターは一年以内に購入して一万円を超えるものだ。
とんだ疫病神のクズだ。
シェアハウス内ではNの呪いと言われている。

言っても認めようとしない、それどころか「試しに飲み物ぶっかけてみなよ、壊れないから」と何度も言ってくる。
新しく交換したばかりの接続器にぶっかけれるわけがないだろう。
今度こそ有償で弁償になる。

いなくなった気持ち

彼が退去してすがすがしい。
一切信用していなかった。
鍵をつけても不審に思っていた。
シャワーとトイレに行くときにいちいち鍵つけるのは面倒なのでしていないが、その間に何かしてもおかしくないと安心できなかった。

おじさんは入居させない方がいいという説がある

他のシェアハウスによっては40代以上の男性は入居お断りしているところがある。
「なんだ、それ?」って思ったが、よくよく考えてみればわからなくもない。

個室はいいが、40歳超えたおっさんがドミトリーだと何かおかしい。
旅行者や留学帰りは良い。
しかし、それ以外で40、50歳のおっさんでシェアハウスのドミトリーだと気難しい、おかしい人物が多い。

特に運営者が一緒に暮らしている場合は嫌だろう。
短期の旅行者受け入れならいいが、ずっと住むならきついかも。

これから

これで終わらせるかどうかは悩み。
この辺で終わらせるのが綺麗だと思うが、こちらの受けたダメージを考えたら釣り合ってはいない。
また人にしておいて自分だけノウノウとするのが正義とは思えない。
何かしたら、されるのは筋だ。

だからといって彼の職場に彼のことについて電話したとしても、所詮はオッパブであり、どうも思わないだろう。
A以外にも前科やムショ帰りの人も働いていると聞いてるので、彼について嫌がらせの電話しても効果ない。

僕のような学童、昼、真面目な職種ではないのでダメージが違うわけだ。

フルネームで検索したらトップに彼の前科や過去のやってきたことが表示するようにサイトでもつくるとか?
父親に匿名で嫌がらせの電話をするとか?

これなら多少はダメージはあるだろうが、疲れてしまう。
何も得られることはないのに苦労する。
ただ、ただ意地のため、やったらやり返させれることが天のルールだとわからせるために行うのだ。
やったやつが何もなく、やられた側だけが苦しむなんてあってはならない。