米 1世帯当たりの所得 8年ぶりに増加

米 1世帯当たりの所得 8年ぶりに増加
去年のアメリカの1世帯当たりの所得は5万6000ドル余りと、雇用情勢の改善を背景に前の年に比べて5.2%増え、リーマンショックの前の2007年以来8年ぶりに増加に転じました。
アメリカの国勢調査局は13日、所得に関する報告を発表し、去年の1世帯当たりの所得は5万6516ドル(日本円にしておよそ570万円)と、前の年と比べて5.2%の増加となりました。所得が増加に転じるのはリーマンショックの前の2007年以来8年ぶりで、伸び率は1967年に統計を取り始めて以来、最も高くなりました。
また、去年の貧困率は13.5%と、前の年と比べて1.2ポイント低下し、1968年以来の大幅な低下となりました。
これについて、大統領に経済政策を助言する経済諮問委員会は13日発表した声明で、リーマンショックのあとの雇用情勢の改善が所得の増加につながっているという認識を示し、「所得は力強く回復を続けていて、雇用の堅調な伸びなどによってことしも上昇しそうだ」としています。