北朝鮮が核実験を祝う大会 核開発の推進を強調

北朝鮮が核実験を祝う大会 核開発の推進を強調
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北朝鮮は、5回目の核実験を祝う大会をピョンヤンで開き、アメリカとの対決姿勢を示し、核・ミサイル開発を推し進める姿勢を重ねて強調しました。
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは13日夜、指導部メンバーや軍高官らが参加して、5回目の核実験を祝う大会がピョンヤン中心部の広場で開かれたと伝えました。この中で、朝鮮労働党のキム・ギナム副委員長が演説し、「核弾頭の爆発実験は、アメリカの敵視政策に対処するための自衛的措置であり、敵対勢力らの制裁に対する対抗措置の一環だ」と主張して、アメリカとの対決姿勢を示しました。そのうえで、「核武力を引き続き質、量的に強化する」と述べ、核・ミサイル開発を推し進める姿勢を重ねて強調しました。北朝鮮の5回目の核実験を受けて韓国では13日、ソウル近郊の空軍基地の上空を、アメリカ軍の戦略爆撃機B1の2機が低空飛行する様子が公開されるなど、米韓両国が軍事的な圧力強化に動いていて、北朝鮮は、今後、一層反発を強めるものとみられます。