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【大リーグ】

青木、適時二塁打含む2安打で勝利に貢献 再昇格後の打率4割

2016年9月20日 紙面から

◇マリナーズ7−3アストロズ

 【シアトル秋野未知】大リーグは18日、当地などで15試合を行い、マリナーズの青木宣親外野手(34)は地元でのアストロズ戦に1番左翼で出場し、4回に右中間へ適時二塁打を放つなど4打数2安打1打点の活躍で7−3の勝利に貢献した。レッドソックスの上原浩治投手(41)はヤンキース戦の9回に登板し、1イニングを1安打無失点で約2カ月ぶりとなる今季7セーブ目(2勝3敗)を挙げた。田沢純一投手(30)は6回の1イニングを三者凡退に抑えた。マーリンズのイチロー外野手(42)は敵地でのフィリーズ戦で3回に左翼守備から出場し、2打数無安打に終わったが、チームは5−4で逆転勝ちした。

 3−1とリードして迎えた4回、1死一、二塁の場面で迎えた第3打席。カウント1−0からの2球目、外角高めに抜けてきた88マイル(約142キロ)を青木が強振すると、打球は中堅マリズニクの背走、ダイビングも及ばずフェンス際で一度跳ねてから、そのままスタンドに入った。

 チーム4点目と貴重な追加点をたたき出し、青木は「(中飛だった)前の打席もいい感じではあったので、とにかくそのイメージを変えずに打席に立った。(打球が)いい所に行ってくれたし、いい追加点だったと思う」と胸を張った。

 アストロズの先発、右腕フィスターとはこの試合前まで4打数無安打。「そこは意識していた」と明かしたが、「最近の形で打てばヒットになると思っていた」。メジャーに再昇格した6日以降は前日に猛打賞を記録するなど出場10試合で35打数14安打の打率4割、2本塁打、7打点。振れているという手応えが苦手意識を払拭(ふっしょく)した。

 打席での“ひと手間”が効いた。「フィスターはポンポンポンと“投げたがり”だから、そこは自分の流れでいけるように意識はしました」。タイムを取って打席を外し、相手ではなく自分の間に持っていった。

 ア軍はワイルドカードでのポストシーズン(PS)進出を争うライバル。連敗で迎えた3連戦の最後を白星で飾り、「大事な試合。競っているチームに3つ負けるわけにはいかなかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 

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