リオパラリンピック閉会式 12日間の大会に幕

リオパラリンピック閉会式 12日間の大会に幕
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南米初のパラリンピック、リオデジャネイロパラリンピックの閉会式が18日行われ、次の開催都市の東京にパラリンピックの旗が引き継がれて、12日間の大会の幕を閉じました。
閉会式は現地時間の18日午後8時(日本時間の19日午前8時)から、マラカナンスタジアムで行われました。
障害があるミュージシャンやダンサーなどが演奏や踊りで会場を盛り上げたあと、参加した国と地域の選手団の旗手が入場し、日本は車いすテニス女子シングルスで銅メダルを獲得した22歳の上地結衣選手が日の丸を掲げて入場しました。

次の開催都市にパラリンピックの旗を引き継ぐハンドオーバーセレモニーでは、リオデジャネイロ市のパエス市長からIPC=国際パラリンピック委員会のクレイバン会長を経て、東京都の小池知事にパラリンピックの旗が手渡されました。

続いて、日本人の義足のモデルやダンサーなどが東京の町並みをモチーフにした映像をバックにパフォーマンスを披露し、会場は大歓声に包まれました。

このあとIPCのクレイバン会長があいさつし、冒頭、前日に行われた自転車男子ロードレース中に転倒して死亡したイランの選手を悼んで、黙とうをささげました。
あいさつの中でクレイバン会長は「皆さんの声援が選手たちのすばらしいパフォーマンスを引き出した」と話し、大会を盛り上げたリオデジャネイロの人たちをたたえました。

最後に、300人が手にした風車で風を巻き起こす演出で聖火が消され、12日間にわたる障害者スポーツの祭典の幕が閉じられました。
次は4年後に東京でパラリンピックが開かれます。